タイガーランド

もうすぐ「フォーン・ブース」がＤＶＤで発売される、コリン・ファレルの出世作。

ベトナム戦争を背景にしているけれど、グロテスクな戦闘シーン等一切なし。
でも全体に漂う緊張感とか、過酷さはひしひしと伝わってくる。
ハンディカメラを使って撮影されたとかで、リアル感あり。

ルイジアナ州ポーク基地で新兵達は訓練を積み、最後に“タイガーランド”と呼ばれる
「アメリカの中のベトナム」で一週間実践に近い訓練をしたのち、現地へと送られる。
主人公ボズは上官に向かい、反戦を口にし、軍規の抜け道を利用し仲間を除隊させる。
自分もいつかは抜け出すことを考えている。しかし、彼の兵隊としての能力は抜群だった...。

コリン・ファレルがこの主人公ボズを荒削りながらナイーブに演じている。
この役がとても魅力的だからもあるけれど、
今となっては彼以外には考えられないくらいのハマリ役。
上官には散々痛めつけられるし、すぐ泣くし、
本当に完璧なヒーローではないのに、どこかカリスマ性があるボズ。
コレを観たら、きっと必ず、コリン・ファレルのファンになるはず。

劇場公開時、殆ど毎日のようにＦＯＸチャンネルで予告ＣＭ観てたのに
全然ノーチェックだった。劇場公開時に観たかったと後悔してる。

よくある戦争映画とは全く違う切り口の作品。

ＤＶＤ購入して鑑賞

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タイガーランド＠映画生活