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venerdì, aprile 02, 2004

海辺の家

久々に普通に感動できる作品を観た感じ。

umibenoie.jpg

もともとヒネクレ者な私は、変化球っぽい作品を好む傾向にあるので
あまりこういう正当な作品って、好んでは観ない。
たまたま「24:セカンドシーズン」が借りられなくって送られてきた作品だった。
でも、観て良かったなあと思う。

建築事務所に勤めているジョージは、未だに設計を模型で作っている。
上司からは、コンピュータのCGを利用するべきだったと、いきなり解雇。
おまけに、癌で余命3ヶ月の診断。
そんなジョージには別れた妻との間に16歳の息子がいた。
難しい年齢の彼とはうまく接することができないでいるが
僅かな時間を息子と一緒に過ごしたい、そして一緒に家を建て直したいと考える。

主人公の置かれた立場が救いようがないので、ものすごく暗い話かと思ったら、
ご近所さん達がみんなちょっと“変わってる”人たちで
その人達とのやりとりが結構面白い。
「今の思うようにいかない自分から、いかにして良い方向に変われるか」ってのが
テーマなのか、作中で様々な人の変化がある。
主人公ジョージがとてもポジティブなので暗さがないのかな。
途中で息子サムが素直になっていく過程が簡単過ぎるなと思ってたら、
一悶着あって「なるほどね」と納得。
感動系の映画で必ず泣いちゃう人は涙なしでは観られないかも。
タイトル通り本当に海辺に家が建ってる。
っていうか崖っぷちなんだけども。家の裏が海?スゴイ環境っす。

これから公開の作品で同じく海辺の家が物語りの争点になるのでは
「砂と霧の家」ってのがあるのだけど、
これはものすごくやりきれない作品。
アカデミー助演女優賞ノミネート作。
「海辺の家」はこれよりももっと救いがあるので良かった。

ジョージ役に「デーブ」などのケヴィン・クライン、
別れた妻役に「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス
息子サム役に「スターウォーズ エピソードⅡ」のヘイデン・クリステンセン。
ヘイデン君はアナキン役とは違い、黒髪の一部を青く染めたり、
両耳&アゴにピアス、部屋にはマリリン・マンソンのポスターが貼ってあったりして
ゴス系のメイクで登場してびっくり。
でも途中からノーメイクになるのでご安心を。

一番印象に残っているシーンは本編とは何の関係もないのだけど
主人公ジョージが飼っている犬が木くずをもしゃもしゃ食べていたシーン(^.^;
うまいんですかね?

DVDレンタルにて鑑賞。

こちら↓にもTBしてます
海辺の家@映画生活

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Commenti

Buongiorno(^^)。
トラックバックをいただいたので来てみたら、イタリア語の
タイトル。去年、イタリアに行くために少しだけイタリア語を
勉強したので、なつかしくなりました。ココログで、カレンダーの
月名や、投稿の日付もイタリア語にできるんですね。

「海辺の家」は気持ちよく見ることができました。
サム役の子って「スターウォーズエピソード2」に出ていたんです
ね(見てません(^^;))。美形だなぁ、と思っていました。

A presto!

Scritto da: じゃりんこ | domenica, maggio 23, 2004 08:50 PM

Ciao!
コメントありがとうございます。
イタリア語、勉強されたのですね。
イタリアはどちらへ行かれたのですか?羨ましいです。
私は独学後、現在スクールに通ってイタリア人講師に習ってます。
ココログのカレンダーですが、曜日が英語表記なのが
ちと不満です(笑)
また遊びに来てくださいね!

Scritto da: FLUFFY | domenica, maggio 23, 2004 09:30 PM

Ciao!
イタリアへは、あの感動大作(^^;)「ライフイズビューティフル」
の舞台アレッツォを見たくて行きました。
その他に、ローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノ、フィナー
レ・リグーレ、ピサ、と結構あちこち行きました(^^)。
私はイタリア文化会館で、イタリア人女性の先生のクラスでした
が、彼女がとてもいい先生だったのと、クラスのメンバーが
みんな個性的で、本当に楽しいレッスンタイムでした。
私は今は放送大学でスペイン語をやっていますが、独学は
やっぱり大変です(^^;)。

Scritto da: じゃりんこ | lunedì, maggio 24, 2004 12:01 AM

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