あの頃ペニー・レインと
【プロローグと感想】
大学教授の厳しい母親の元で成長した15歳の少年ウィリアム。
母と折り合いが悪く、「スチュワーデスになる」と言い残し
家を出た姉からたくさんのロックレコードを譲り受けロックの世界に興味を持つ。
地元ロック雑誌のライターに気に入られ、バンドの記事の仕事をもらい楽屋へ行くが。
ウィリアムはその場にいたペニー・レインというグルーピーの少女と知り合い、
ブレイク寸前のバンドメンバーとも打ち解ける。その後
ローリングストーン誌の仕事で、そのバンドのツアー同行記事をまかされるのだが....。
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「ザ・エージェント」や「バニラスカイ」、「シングルス」などの
キャメロン・クロウ監督が自分の体験を基にして描いた作品。
とにかく、ウィリアムもペニー・レインも純粋というか無垢というか。
ウィリアムは15歳で大人の世界、しかもロックバンドなんつう
一種独特な世界に入り込み、周りにかなり振り回されるのだけど、
お母さんがキビシ〜く育てたから、全然間違った方向へは進まない。
ただひたすら、バンドの記事を書くことに懸命。
ペニー・レインも全身全霊でバンドを好きでいて、ちっともスレてない。
ただ、バンドよりも一人の男を好きになり過ぎてしまったことが、
彼女の気の毒なところなのかな。
バンドのありがちな確執なんかもきちんと描いていて
「そういうのって、あるんだろうね〜」と今自分が好きなバンドにも
当てはめてみたりして。
オープニングがお気に入り。ああいうセンスはいいなあと。
この間観た「スクール・オブ・ロック」もかなり凝ったオープニングだったはず。
ペニーが好きになるギタリストのラッセル役がビリー・クラダップ。
彼は今公開の「ビッグフィッシュ」に出演しているみたい。
過去の作品を観ると「スリーパーズ」やら「世界中がアイラブユー」にも出演してる。
どっちも観てるのに記憶がない...(またかよ)記憶があるのは、
「秘密の絆」だなあ。
しかし、これは誰かがチョイ役で出演しているからって、観た気がする...。
ああ!分かったアレッサンドロ・ニヴォラだな恐らく(笑)
ビリー・クラダップって、こういう長髪&ヒゲが結構似合うなあ。
確かにボーカルよりもかっこいい(笑)ギター弾く姿もサマになってたもの。
他にも結構クセ者役者がいろいろ出演。
まず、ウィリアムのお母さんがフランシス・マクドーマンド。
厳しいながらもイイお母さんなのだ。
グルーピー仲間に、いきなりアンナ・パキンが普通にいるし、
他に、グルーピーなのか位置づけが微妙に分からないんだけど、
つるんでいるサファイア役にファルーザ・バーク。
彼女もソーラ・バーチと共にゴス系を演じさせたら抜群のルックス。
デビュー作の「オズ」ではかなりかわいかったのにねえ。
音楽ライターの仕事を与えてくれる、レスター役にフィリップ・シーモア・ホフマン。
結構いろんな映画に脇役で出没してる。「ツイスター」とか「ブギーナイツ」、
「男が女を愛する時」「リプリー」などなど。
バンドマネージャーのディックにノア・テイラー。
彼は「シャイン」の少年時代を演じたのが有名。キャメロン・クロウ作品には
「バニラスカイ」にも出演してる。
結構「プッ」と笑えるシーンも多くて、お気に入りは飛行機のシーンかな。
音楽もいろいろと当時のロックを好きな人には楽しめる。
サントラが欲しくなる映画。
オフィシャルサイトはこちら
DVDレンタルにて鑑賞。
こちら↓にもTBしてます
あの頃ペニー・レインと@映画生活
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Commenti
また遊びに来ちゃいました(笑)
The Beatlesの曲がモチーフなのかと思っていたら‥
全然関係なかったですね。サントラにも入ってないし(汗)
洋楽ファンなのに今は普通のサラリーマンなので、
これを観て同行取材とかうらやましく感じましたよ~
Scritto da: あき | domenica, maggio 23, 2004 11:51 PM
いらっしゃいまし(笑)大歓迎ですよ。
時代がビートルズ後になるから曲はないんでしょうね。
「ペニー・レイン」は彼女の通称ですし。
ロック好きなら「わかるよね」的な(笑)
同行取材、大変そうだけど楽しそうですね。
でも、作中にもあるように、好きなバンドの内情が分かるのは
ちと辛い気が.....(苦笑)
Scritto da: FLUFFY | lunedì, maggio 24, 2004 12:04 AM
こんにちは(^^)
「あの頃ペニー・レインと」は私の大好きな映画の1つです。
ケイト・ハドソンがせつなくなるほどかわいい。
トラバはらせてもらいました。
Scritto da: ともっち | giovedì, settembre 02, 2004 06:18 PM
☆ともっちさん
コメント&TBありがとうございました。
この映画でケイト・ハドソンは注目されましたね。
お母さんゆずりの笑顔ですが、この作品では泣き笑いに近い顔がよくあったのを覚えています。
Scritto da: FLUFFY | giovedì, settembre 02, 2004 09:21 PM
コメントありがとうございます☆「あの頃ペニー・レインと」サイコーっすよね。あーまた時間があれば見たいよー!
Scritto da: yukky | martedì, settembre 21, 2004 01:22 AM
☆ yukky さん
私のお気に入シーンは後半の飛行機の中のカミングアウト大会です。
またお越し下さいませ〜。
Scritto da: FLUFFY | martedì, settembre 21, 2004 01:21 PM