デイ・アフター・トゥモロー
【プロローグと感想】
地球温暖化は実際に問題になっている。
気象学者のジャックは「今なんとかしなければ、
この先地球に氷河期がやってくる」と説く。
彼の説を興味深く聞いていた、イギリスのラプソン教授は
海の温度が低下していることに気がつき、ジャックに連絡をする。
ジャックは副大統領に危機を知らせるが、聞き入れてもらえない。
一方ジャックの息子はNYで友人たちと「高校対抗クイズ大会」に出場していた。
各地で次第に異常気象が発生しだし、まずはLAに巨大竜巻が発生する.....。
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パニック映画ってとにかく落ち着かないので、本当に苦手。
しかも気象災害ものは本当にダメ。救いようがないんだもの。
しかしこのローランド・エメリッヒ監督って人は
ドイツ人なのに、こうもアメリカ中心に世界が回る映画を作りたがるのか。
今回も“地球の危機”な割には、全世界が登場するわけでもなく
アメリカが孤軍奮闘しまくります。
(まあ、ハリウッド映画なので仕方ないんだけどね)
で、アメリカ以外の国はどこが出てくるかって言うと、
まず、イギリス。それから冒頭の会議で、インド。後半にメキシコが出てくる。
そんでもって、日本もしっかり登場しまっす。
だけど!う〜ん(苦笑)あれは「日本」だったのか?
私の記憶に間違いがなければ、ご丁寧に「千代田区」ってあったぞ。
だけど、あんな「ブレードランナー」に出てきそうな
ちょっと中国テイストの入った「千代田区」なんて見たことない(笑)
「新宿区歌舞伎町」あたりなら理解できるってもんだが。
相変わらず、こういう映画での日本の立場は情けない感じがする。
災害としては、巨大竜巻、巨大な雹、豪雨、津波、大雪、急激な温度変化
とこれでもか〜ってくらいにイロイロあり。
人類根こそぎ奪いそうなくらいの騒ぎ。
だけど、物語の中心は親子の愛情、友情、恋愛に持っていこうとしてる。
息子を助けるため、友を助けるため、弱き者を助けるため.....。
パニック時、自分だったらどうするかな〜。
きっと冷静な判断を欠いてしまって、かなり早い段階で命を落としそうだ(苦笑)
NY滞在中に災害に遭遇し、父譲りの知恵と勇気で困難に立ち向かい、
父を待つ青年サムにジェイク・ギレンホール
彼は、「ムーンライト・マイル」で初めて観たんだけど
ちょっとボンヤリ顔で、とてもヒーロータイプではないキャラなんだな。
でもがんばってます。
気象学者で異常気象に早くから気が付き、危機を唱えるジャックにデニス・クエイド
元メグ・ライアン夫。薬中毒だったのは克服したみたいね。
イギリスのラプソン教授はイアン・ホルム
彼は「ロード・オブ・ザ・リング」のビルボ役で有名。
ちょっとコミカルな役も似合って、「フィフスエレメント」が印象に残ってる。
サムが想いを寄せる、ローラにエミー・ロッサム
彼女は「ミスティック・リバー」にショーン・ペンの殺されてしまう娘役で出演。
結構愛くるしいルックスで期待されそう。
ジャックの同僚?部下?助手?位置づけが不明だけど、
ちょっとお調子者のジェイソンにダッシュ・ミホク
彼をいったいどこで観てるのか、本編を観ている間は全然思い出せず、
気持ち悪い気がしてたけど、帰り道に思い出した。(笑)
「ロミオ+ジュリエット」でロミオの従兄弟ベンヴォリオ役を演じてました。
他、すごい久しぶりにタムリン・トミタを観た。
NASAの職員で、ジャック達を手助けする役どころ。
こういう映画は臨場感を増すために
音響設備が整った劇場で観ると、よりリアルだろうなと思う。
後半、とっても寒そうな感じになるので防寒着のご用意を(笑)
オフィシャルサイトはこちら
他、yahooスペシャルもどうぞ。
試写会にて鑑賞:九段会館
こちら↓にもTBしてます
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Commenti
トラバ、ありがとうございます。しかし、苦手で行ったというのは、なんともご愁傷様でしたね(笑)。ただ、個人的には特にラストとかは救いがないというより、やっぱりハッピーエンドの大団円って感じでちょっと物足りなかったですね。状況的には危機の小休止なんだと思うのだけど、天(神?地球?)による浄化作用が終り、残されたものは新たな世界を築くんだみたいな匂いがフンプンで。それと、あまりにも急速冷凍でそんな暇はなかったと言いたいのかもしれないけれど、極限状況での人間同士のエゴのぶつけ合いみたいなのが、最近のブロック・バスター・パニック映画全般に言えることだけどどうも希薄な気がするんです。パニック映画好きとしては、中盤とかがもっとドロドロ悲惨になるような作品を希望。でも、なんだかんだ言っても、ビジュアル的にはやっぱ大好きです。
Scritto da: 殿井君人 | sabato, maggio 29, 2004 12:31 AM
コメントどうもです。確かに「みんないい人」で片付けてしまった感はありますね〜。ラストには冒頭でかなりイヤな感じの人までが.....。
後、今更ながら気になったのは、あの氷というか雪というか洪水が凍ったやつが溶けた時にまた災害になるんじゃないかと(苦笑)
何人か話題に出てくるのに、どうなったのか不明な人達もいたりして
ツッコミどころが満載な映画でしたわ。
Scritto da: FLUFFY | sabato, maggio 29, 2004 11:33 PM
初めまして、トラックバックありがとうございました。
うちの記事は単なる”感想”だったのですが、
こちらはとても本格的な内容ですね。
読んでいてとても楽しかったです。
パニック映画・・・
この映画ではハッピーエンドで終わりましたが(他の国もそうだったのかはよくわからなかったですが)、
救いようのないラストで終わる映画も確かに多いですよね。
そういう映画は観ていても悲惨で後味がよろしくないですが、
あれほど大きかった低気圧が過ぎ去って突然ハッピーエンドになるっていうのも何だかイマイチのような気がしています。
そう言いながらも、DVDが出たらおそらく購入するhiroyukiでした。
Scritto da: hiroyuki | lunedì, giugno 21, 2004 04:08 AM
>hiroyukiさん
コメントどうもです。
楽しんで頂けてよかったです。
この作品はああいう風に終わった方がいいのかも。
災害規模はデカイですが、ヒューマンドラマとしては
普通の家族愛ですからね。
Scritto da: FLUFFY | lunedì, giugno 21, 2004 01:30 PM
私もやっと観てきました。
デニス・クエイドってメグと結婚前に
ヤクやってて
メグがやめさせたってのは知ってたんだけど
最近もやっていたんですか?
離婚後なんでしょうか・・・・(悲)
いい父親なのかと思ってて
なんかちょっとショック・・・・
ラストは無難に終わって安心しました。
Scritto da: あおい | martedì, giugno 22, 2004 11:21 PM
TBとコメントありがとうございます〜。
記事面白かったです。
ケータイ.....(笑)今時ストレートタイプでした。
デニス・クエイドですけど、記憶が確かじゃないけど
メグの努力で克服した後、ちょっと手を出しちゃったとかなんとか。
時期的にはあまりはっきりしないんですよ。
ただ、ここしばらく姿を見なくて心配してたから、
よかったなあと思ってます。
ジェイク・ギレンホールは、本当にボンヤリ顔ですよね〜。
だけどこの映画には合ってるかな。
あんまりマッチョじゃ、説得力なさそうだし(笑)
Scritto da: FLUFFY | martedì, giugno 22, 2004 11:30 PM