スズメバチ

特殊警察+窃盗グループ+警備員 対 軍隊並み重装備マフィアが繰り広げる
呼吸も出来ない程の銃撃戦！

【プロローグと感想】
パリ祭が行われている７月１４日。
華やかな式典をよそに、ルイは今日も倉庫の警備勤務の為に出勤。
ナセールとサンティノら街のチンピラは、今夜の仕事“窃盗”の為に準備。
そして、ラボリとジョヴァンニら特殊警察は、
アルバニアマフィアの最高幹部であり、
売春斡旋・武器密輸・監禁・強姦の罪に問われている
アベディン・ネクセップを護送する任務に付いていた。
それぞれが、普通にまたは、計画通りにコトが進むはずだったのだが.......。

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一度鑑賞して、もう一度観るという行動はあまり取らないんだけど
ついこの間観た「クリムゾン・リバー２」に出演している
ブノワ・マジメルが観たくなって（笑）再鑑賞。
ちょうど「クリムゾン・リバー２」を観た人達が、
ブノワに注目しているってのを知ったのも理由の一つ。

この映画、前半はかなりタルいんですよ。
セリフも本当に少ないし。
で、そこで観るのを止めちゃう人が多いみたいなのね。
だけど、二回目でいろいろと分かったんだけども
そこのタルい部分に、かなりの伏線が仕込まれていた！（笑）
タルいけど、重要なんですよやはり。
後半はそんな、「タルい」とかは言ってられなくなりますけどね。
二回目なのに、ドキドキしちゃったし。

友人にこの映画を勧めたところ
「いや、どんなにアクション激しくてもフランス語でしゃべられるだけで
“ユルい！”って思っちゃうからダメなんだよね〜」と言われてしまった（苦笑）
確かにね〜、言葉に激しさがないからな。
でも、そんな心配は無用。
イタリア語も時々出てくる！（ああ、慰めになってないか、もっとユルいじゃん）
もとい。基本的にあんまりしゃべらないんですよ、みんな。
だから、セリフでがっくりくることがなかったのかも。

この作品、最初は「TAXi」シリーズに出演して有名になった
サミー・ナセリ主役かと思いきや、サミー扮するナセールの親友役
サンティノ役のブノワ・マジメルが主役に近い。
彼の感情表現のシーンが一番多いしね。
すごく弱くて、脆そうなんだけど
だんだん強くなっていく（ならざるを得ない）感じがとてもいい。
「クリムゾン・リバー２」でブノワが気になった人は
ぜひとも観るべきだと思うのですよ。

フランス映画でこういうアクションを撮った場合の
エンディングってこういう感じになるのかと。
アメリカ・ハリウッドとはちょっとやっぱり違うのね。

窃盗団ナセール役は「TAXi」シリーズでお馴染みになった、サミー・ナセリ。
若者窃盗軍団に名を連ねるに、はちょいと歳食ってそうなのが気になる。

ナセールの親友であるサンティノ役は、
「クリムゾン・リバー２」でレダ役を演じた、ブノワ・マジメル。
まだ若いのにキャリアが長く、既婚者で子供あり。
奥さんはジュリエット・ビノシュ。
出演作品での役所も「年上キラー」が多い（笑）

特殊警察・エレーヌ・ラボリ役は、
「クリムゾン・リバー」に重要な役所で出演していた、ナディア・ファレス。
髪をバッサリ切って、強い女を演じてます。

警備員のルイ役は、パスカル・グレゴリー。
無口なんだけど、常に冷静に行動する男、ルイ。
ひょっとしてこの映画で一番かっこいいかもしれない。
「王妃マルゴ」や「愛する者よ、列車に乗れ」などに出演。

窃盗団セリム役は、サミ・ブアジラ。
口ばかりで、ちょっと臆病な軽い男セリムを演じる。
「マーシャル・ロー」や「彼女たちの時間」に出演。

窃盗団の紅一点ナディア役は、アニシア・ユゼイマン。
この作品以外に出演作はないみたい。

鉄仮面男ウィンフィールド役は、リチャード・サミュエル。
「ライフ・イズ・ビューティフル」にドイツ人役で出演。

イタリア人の特殊警察ジョヴァンニ役は、ヴァレリオ・マスタンドレア。
個人的にちょっと好みのルックス。「明日、陽はふたたび」等に出演。

窃盗団で軽業師のマルシアル役は、マルシアル・オドン。
セリフ殆どなくて、曲芸メイン。

気の毒な警備員スピッツ役は、マルティン・アミック。

サンティノの弟・トニー役は、アレクサンドレ・ハミディ。
これからが楽しみなルックス。

マフィア最高幹部のアベディン・ネクセップ役は、
アンジェロ・インファンティ。爪が長い！（笑）「バラキ」等に出演。

オフィシャルサイトはこちら

ＤＶＤ購入して二回目の鑑賞。

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