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martedì, luglio 27, 2004

年下のひと

19世紀の女流作家、ジョルジュ・サンドと、
詩人ミュッセが互いを傷つけあいながらも愛し合った二年間を描く。

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【プロローグと感想】
19世紀のパリ。パリで作家活動を始めたサンドだったが
まだまだ女性の立場が軽視されている時代であり、彼女の主張はなかなか通らず
とある朗読会で批評家等から批難されてしまう。
その場に居合わせたミュッセと知り合い、次第に恋に落ちてゆく。
しかし、年上、既婚、子供が二人いるサンドとミュッセの仲は
周囲に認められずにいた。
たまらずパリを抜け出し、二人ヴェネツィアへ向かうのだが.......。

**************************************************

何度も言い訳がましく書くけど(笑)
私は普段、こういう文芸恋愛ものはチョイスしない。
じゃあ何で?って言われたらそりゃもう、ブノワ熱ですよ(笑)
しかも、この作品はブノワとジュリエット・ビノシュが
そのまま実際に恋に落ちてしまった作品なのだから。

実在した人物を演じるっていうのはどういうもんなんだろう。
演じやすいのか、演じにくいのか。
特にこの二人は実際に作品を残しているから、
そういう書物を読めば感情移入はしやすいのかな。
でも、読んで共感を得られなかったら、結構厳しいなあ(笑)
実際、特典のインタビューでブノワは
どちらかというとサンドの方に共感を持っていて、
ミュッセは「嫌な奴だと思った」っていうのだから。

ミュッセはサンドが年上だったから、
あそこまで自分勝手でいられたのかもしれない。
具合が悪いサンドの面倒も看ずに「病気の女は嫌いだ」と言って
自分だけ遊びに出かけたり、気分で好きや嫌いがころころ変わる。
いやもう本当に、どうしょうもなく勝手な男なんだけど
サンドにしてみれば、そこが疲れる部分でもあるけど
魅力でもあったんだろうなと思う。
だけど、どうやっても落ち着いて自分のペースでいる様に見える
サンドに対してミュッセはイライラしてたのかもしれない。
(サンド自身は決してそうでは無かったと思うけど)
「もう君を愛してはいない」って言った後の荒れようとか、
一人パリへ戻る際の苦痛に満ちた顔とか。

くっついたり、離れたりの二人が下した決断は
最終的にそれでよかった、それしかないっていう選択。
でもやっぱり、本心を綴った手紙が読まれずにいたってのは切ない。


【キャスト】
ジョルジュ・サンド役は、ジュリエット・ビノシュ
あんまり美人女優ではないはずなのに、圧倒的な存在感。
ジョルジュ・サンドはこういう人だったんだろうなと思ってしまう。
この作品で出会ったミュッセ役のブノワ・マジメルとの間に一児あり。
現在も交際中だと思ったんだけど、Yahooのデータ見たら、
オリヴィエ・マルティネスと交際中ってなってた。どっちが古いニュース?
「存在の耐えられない軽さ」「ポンヌフの恋人」「トリコロール/青の愛」
「ショコラ」「シェフと素顔と、おいしい時間」等に出演。
「イングリッシュ・ペイシェント」ではアカデミー助演女優賞を受賞。

アルフレッド・ド・ミュッセ役は、ブノワ・マジメル
いかにも次男坊、溢れる才能をどうしたらいいか解らずにいる青年。
語る台詞はとってもキザなんだけど、妙にマッチしちゃう。
「人を愛せない」とはっきり言ってしまう、彼は愛されたいタイプなのかな。
演じるブノワはアクションも文芸作品もこなせる、
子役からスタートしたフランスの美形俳優。
「憎しみ」「王は踊る」「スズメバチ」等に出演。
「ピアニスト」ではカンヌで男優賞を当時最年少で受賞。
(更新したのは日本の柳楽優弥くんなのは周知の事実)
近作は「クリムゾン・リバー2」

イタリア人医師・ピエトロ・パジェッロ役は、ステファノ・ディオニジ
いい人なんだけど、そこまで。
ミュッセとの激しい愛を知っているジョルジュにとっては、
パジェッロとの関係は落ち着きはあっても温いのか。
というより、エーメの言っていた醜聞は事実?
それってサギじゃん....。
「カストラート」でファリネッリ役を主演。
他「遥かなる帰郷」「スリープレス」等に出演。

編集者・フランソワ・ビューローズ役は、
ロビン・ルヌッチ
ジョルジュの才能を理解し助けている。
「マスカレード/仮面の愛」「宮廷円舞曲」等に出演。
近作は、ベルトルッチ監督作「ドリーマーズ」

女優・マリ・ドルヴァル役は、カリン・ヴィアール
パリに来たばかりのジョルジュに優しくするけど、
ジョルジュの主張が気に入らなかったのか......。本当にレズだったのかな?
「デリカテッセン」「チャイルド・ゲーム」等に出演。

エーメ・ダルトン役は、イザベル・カレ
資産があるのか、凄く自信家。
アルフレッドからプロポーズされるけど、結局ジョルジュに奪われてしまい、
その兄のポールの妻になるとは。う〜む。
「ロミュアルドとジュリエット」「プロヴァンスの恋」
「視線のエロス」「クリクリのいた夏」等に出演。
近作はオドレイ・トトゥ主演の「愛してる、愛してない...」

評論家・ギュスターヴ・ブランシェ役は、パトリック・シェネ
ジョルジュが好きだったんですかね、この人は。おじーさんなんだけど。
ミュッセにはかなり辛辣な物言いをしてる。
「読書する女」等に出演。

ミュッセ悪友・アルフレッド・タテ役は、
アルノー・ジョヴァニネッティ
ミュッセ自身が「理解してくれるのは、タテだけだ」というくらいの仲?
一緒にいる時は必ず「悪徳」を満喫中(笑)
「愛人/ラマン」「アリスの出発(たびだち)」等に出演。

詩人で評論家・サント=ブーヴ役は、ドゥニ・ポタリデス
ジョルジュとミュッセの最後の別れで、ポールに放った言葉が印象的。
「ジャンヌと素敵な男の子」「青い夢の女」
「レセ・パセ 自由への通行許可証」等に出演。

ミュッセの兄・ポール・ド・ミュッセ役は
オリヴィエ・フベール
弟とは対照的なタイプ。父の代わりに家を守らなければならないのか
世間体を気にするタイプ。
フランスで活動しているらしく、あまり日本で知られた作品はなし。

ミュッセの母役は、マリー=フランス・ミニャル
結局、息子には甘い母親なんだろうか。
母の様にミュッセを愛するジョルジュには、多少なりとも嫉妬があったかも。
「モン・パリ」「追想」等に脇役で出演。

ミュッセ家召使い・ラリヴ役は、ミシェル・ロバン
ミュッセ出生時にもいたらしい。執事みたいなもんなんですかね?
「告白」「小さな赤いビー玉」「パリ警視J」「他人の血」
「優しく愛して」「アメリ」等に出演。
「Les Triplettes de Belleville 」(日本未公開)で声の出演もあり。

ミュッセの妹・エルミーヌ役は、リュディヴィーヌ・サニエ
ちょっと気弱な妹。兄達の醜聞のせいなのかなかなか嫁がずにいるみたいだ....。
「焼け石に水」「8人の女たち」「スイミング・プール」と
フランソワ・オゾン作品に出演多数。肩書きは「オゾンの秘蔵っ子」
「ピーター・パン」ではティンカーベルを演じた。
他に「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」等。

サンド娘・ソランジュ役は、ヴィクトワール・ティヴィソル
二人いるジョルジュの子供の一人。
誰かと思ったら、「ポネット」の主演少女。
(ヴェネチア映画祭で史上最年少で女優賞を受賞)
「ショコラ」に次ぐジュリエットとの親子役。
実の親子なんじゃないかと思う。(笑)結構似てたりするんですよ。

サンド息子・モーリス役は、ジュリアン・レアル
男の子らしく、母を心配する姿がけなげ。
この映画がデビューらしい。他はテレビ作品に出演。

【オフィシャルサイト】

日本語 仏語

DVD購入して鑑賞。

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年下のひと@映画生活

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Commenti

FLUFFYさんの解説を読んでいて、観てみたくなり、
Amazonで注文してしまいました。
届いたら、じっくり見てみます。

Scritto da: (^o^)丿mee | lunedì, agosto 16, 2004 a 11:08 p.

☆ (^o^)丿meeさん
こんばんは〜。
私の解説を読んで。観てみたくなったとは
なんか嬉しい反面、恥ずかしいですね(^^;
でも、嬉しいコメントです。
ありがとうございます。

Scritto da: FLUFFY | martedì, agosto 17, 2004 a 12:55 m.

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