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martedì, agosto 03, 2004

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

実際にあった事件元ネタにスピルバーグが監督した青春クライムムービー。

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【プロローグと感想】
16歳の少年フランクは、両親の離婚をきっかけに家出をする。
初めは生活にも困る程だったのだが、
ある特殊な職業の人物は制服を着用しているだけでも
世の中の信用を得られている事に気がつく。
そして、フランクは小切手を使った詐欺をしながら
華麗な生活を送りだすのだが....

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自身も両親の離婚を経験したというスピルバーグ監督作品。
ポスターのポップさとか、タイトルの軽いイメージから想像するに
また勝手で非常に申し訳ないけど、ドタバタコメディだと思ってた。
そうしたら、結構切ない映画だったんでびっくり。

フランクの鮮やかな詐欺手口よりも、
彼の内面の寂しさや、悲しさ、虚しさが強く表現されていて
いい意味でも悪い意味でも裏切られた作品。
スピルバーグは、トム・ハンクスをシリアスに使いたい人なんだわね。

オープニングのアニメーションがおしゃれ。
ファッションやインテリアなんかもかなりこだわっている感じだった。

ディカプリオとトム・ハンクスの共演で話題だったわけだけど、
これにあとクリストファー・ウォーケンが多少絡むくらいで
本当に脇役はたくさんでてくるけど、あまり印象の強い人いなかった。
別に偶像劇じゃないし、主役の二人を目立たせるためにはいい手法なのかも。

それにしても、凄い距離を無賃で飛行機移動したりで
実話ってところがまた、すごい。
それでもって、本人は現在詐欺を防止する側に回っているんだから
こりゃまた凄い。
作中で繰り広げられる詐欺手口は、あの時代だから通用したってのもあるのかも。

【キャスト】

フランク役は、レオナルド・ディカプリオ
実在の人物、フランク・アバグネイルを結構ムリなく演じてたかな〜。
だってねえ、16歳を演じるのに、今年30歳っていう彼はどうなの?(笑)
「ギルバート・グレイプ」で知的障害を持つ少年役が評判になり、
「クイック・アンド・デッド」「バスケットボール・ダイアリーズ」
「ロミオ+ジュリエット」を経て「タイタニック」にて
レオ様ブーム巻き起こる(懐かしいっすね)
その後「ザ・ビーチ」の失敗でちょっと低迷。
「ギャング・オブ・ザ・ニューヨーク」ではかなりワイルドに変わってしまった。
世の中は「タイタニック」が彼の頂点だと言うかもしれないけど
私は「ロミオ+ジュリエット」が一番かなあ。
いや、単にあの映画が好きってのもあるんだろうけど(色使いとかね)

FBI捜査官・カール・ハンラティ役は、トム・ハンクス
フランクを追う内に、一種独特な感情が生まれてしまうハンラティ。
彼の技量ならもうちょっと面白く演じてもよかったかなとは思う。
割とマジメに演じてしまってるのでね。ただ、人間性は上手く出てますよ。
元々コメディからスタートした彼は「スプラッシュ」「ビッグ」等で80年代は
コミカルな役が多し。
「フィラデルフィア」「フォレスト・ガンプ」で
二年連続アカデミー賞主演男優賞を受賞。史上二人目の快挙。
他「アポロ13」「プライベート・ライアン」「キャスト・アウェイ」
「ロード・トゥ・パーディション」「レディ・キラーズ」等。
今年年末に「ポーラー・エクスプレス」が待機していて
翌年正月には「ターミナル」が公開予定。

フランクの父役は、クリストファー・ウォーケン
息子に知らぬ間に教えているサギの手口。
自ら墓穴を掘ったのか、本当に脱税してたのか不明だけど
フランクが会いに行くたびに裏ぶれてゆく。
でも「いつかまた」という誇りを持っている。フランクにとっての理想の父。
16歳でブロードウェイデビューのウォ−ケン。
「ディア・ハンター」でアカデミー助演男優賞受賞。
「天国の門」「バットマン・リターンズ」「パルプ・フィクション」
「タッチ」「エクセス・バゲッジ/シュガーな気分」
「スリーピー・ホロウ」「カントリー・ベアーズ」等多数。
舞台で鍛えたダンスはFATBOY SLIMのミュージックビデオ
「Weapon Of Choice」で観る事ができる。

フランクの母役は、ナタリー・バイ
作品の中でもフランクのお母さんはフランス系であることが判明するんだけど、
本当にフランス人女優をキャスティングするなんざ、さすが。
「恋愛日記」「緑色の部屋」「愛しきは、女/ラ・バランス」
「ザ・マシーン/私のなかの殺人者」
「エステサロン/ヴィーナス・ビューティ」
「バルニーのちょっとした心配事」等に出演。

検事でブレンダの父、ロジャー役は、マーティン・シーン
ご存知、エミリオ・エステベス&チャーリー・シーン兄弟の実父。
ちなみに、本日8/3は、64歳の誕生日。
「地獄の黙示録」でブレイク。
他「ウォール街」「アメリカン・プレジデント」等に出演。

フランクの婚約者・ブレンダ役は、エイミー・アダムス
矯正中の歯でおもいっきり笑顔のブレンダ。
あまり、検事の娘に見えないところがミソか?
「わたしが美しくなった100の秘密」
「クルーエル・インテンションズ2」等
海外TVドラマでは「ザッツ・70’Sショー」「チャームド」
「バフィ/恋す十字架」等に出演。

ブレンダの母役は、ナンシー・レネハン
「結婚の条件」「カラー・オブ・ハート」
「イギリスから来た男」「ヒューマン・ネイチュア」
「フル・フロンタル」等に出演。
海外テレビドラマで多く活躍で、古くは「ファミリー・タイズ」
他「バフィー/恋する十字架」「ER」「フェリシティの青春」
「ふたりの男とひとりの女」「マルコム・イン・ザ・ミドル」
「アリーmyラブ」等に出演。

フランクと一夜を共にする女性、シェリル役は、ジェニファー・ガーナー
小さな役ながらも、印象深い。
「地球は女で回ってる」「Mr.マグー」
「ゾルタン★星人」「パール・ハーバー」「デアデビル」等に出演
「デアデビル」からスピンオフした「エレクトラ」を撮影予定。
海外テレビドラマでは「エイリアス」のシドニー・ブリストル役で人気者に。
他「フェリシティの青春」「スピンシティ」等に出演。

フランクの母と再婚する、ジャック・バーナーズ役は、
ジェームズ・ブローリン
「脱走特急」「ミクロの決死圏」「絞殺魔」
「ウェストワールド」「面影」「カプリコン・1」
「悪魔の棲む家」「ガス・フード・ロジング」
「エキスパート」「トラフィック」等多数。

アール役は、ブライアン・ホウ
「スパイ・ハード」「この胸のときめき」
「光の旅人 K−PAX」「マジェスティック」等、
海外テレビドラマでは「CSI 科学捜査班」「フェリシティの青春」
「ウィル&グレイス」等に出演。

FBI捜査官・トム役は、フランク・ジョン・ヒューズ
「バッド・ボーイズ」「フューネラル」「孤独の絆」「犯行予告」
海外テレビドラマは「アンダーカバー」「バンド・オブ・ブラザーズ」等。

ポール役は、スティーヴ・イースティン
「フィールド・オブ・ドリームス」「コン・エアー」
「オースティン・パワーズ:デラックス」「マッチ・スティック・メン」等
海外テレビドラマは「ER」「X-ファイル」「シカゴホープ」等に出演。

特別捜査官・ウィトキンス役は、クリス・エリス
「デイズ・オブ・サンダー」「いとこのビニー」「クリムゾン・タイド」
「アポロ13」「すべてをあなたに」「ビーン」
「GODZILLA」「アルマゲドン」「遠い空の向こうに」
「PLANTE OF THE APES 猿の惑星」「ドメスティック・フィアー」等大作多数。
海外テレビドラマでは「X-ファイル」「ミレニアム」「シカゴホープ」
「ロズウェル」「エイリアス」等に出演。

アシスタント・マーシュ役は、ジョン・フィン
「グローリー」「ペリカン文書」「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」
「タービュランス」「トゥルー・クライム」「アナライズ・ユー」
「ハンテッド」等。
海外テレビドラマには「X−ファイル」「シカゴ・ホープ」
「ドーゾンズ・クリーク」「プラクティス」等に出演。

スチュワーデス・マーシー役は、エレン・ポンペオ
「ムーン・ライト・マイル」「デアデビル」等に出演
海外テレビドラマの「フレンズ」にもゲスト出演。

スチュワーデス・ルーシー役は、エリザベス・バンクス
「シャフト」「スパイダーマン」「スウェプト・アウェイ」
「シー・ビスケット」「スパイダーマン2」等に出演。
海外テレビドラマには「サード・ウォッチ」「セックス・アンド・ザ・シティ」等

監督は、スティーブン・スピルバーグ

【オフィシャルサイト】
日本語 英語

DVDレンタルにて鑑賞。

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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン@映画生活

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