リディック
【プロローグと感想】
銀河全体がロード・マーシャル率いるネクロモンガーによって支配されている
暗黒の時代。
賞金稼ぎに捕まりそうになったリディックは、唯一自分の居所をしっている
旧知であるイマムの元を訪れる。
そこで、エアリオンというエレメンタルの使者に
「あなたはロード・マーシャルの天敵で、救世主である」と告げられる。
間もなくヘリオン第一惑星は、ロード・マーシャルの手に落ち
リディックも捕まって、過去の記憶を調べられてしまう.....。
************************************************************
観終わった後、友人と顔を見合わせて「この映画って、続編が決まってるの?」
と二人してつぶやいてしまった。
なんか「LOTR」が元々三部作として作られているのを知らずに
一作目を観て驚いてしまうのに似てる。
誰か、続編があるのかどうか教えてくだされ〜。
「ピッチ・ブラック」を観てから今作を観た方が良かったのかもしれない。
なんかこの背景でもある銀河系のしくみやら、
リディックの過去やらなにやら、全然解らないんだもの。
毎回おすぎが、「おすすめデスッ」っていう映画、
わりかし今まで私としては「当たり」だったりしたんだけど
これはどうも、う〜んな感じ。
確かにね、映像とかメカデザインとかは凄いと思う。
でもそれだけかなあ....。
ああいうCG映像とかって既に「見慣れた」感があるので
そんなに驚愕もしなくなっちゃってるんですよ、慣れって怖いね。
「悪」対「悪」が描かれているそうだけど、
どうみてもリディックは「悪」ではなくって、ヒーローだもの。
アウトローなんだけどついつい人を助けてしまうっていうね。
「悪」に成りきれていない感じが物足りなかったのかも。
惑星クマトリアって言う星は、
昼は700度、夜はマイナス300度になるっていう、過酷な環境の星。
そこに「スラム」っていう刑務所があって
全体は地下に存在してるんだけど、空気の入れ替えの為に
たびたび温度の低い時間帯に地上に浮上するわけ。
そこで疑問。そんな過酷な環境下でどうやってそんな刑務所なんて施設を
作れたのか?地下鉄にどうやって電車が入ったのかくらい考えてしまうんですけど。(笑)
友人が言っていた「全体的に重そうな映画だったね」がなるほどと思った。
【キャスト】
リディック役は、ヴィン・ディーゼル。
悪のヒーローとはいえ、結構人助けはしちゃうので
どういう意味で悪なのか.....。ちょっと理解に苦しむ。
私はそうではないけど、ヴィン・ディーゼルは母性本能をくすぐるタイプならしい。
なんだろう、あのガタイの良さとはかけ離れたちっさい目?
来日時に「ハッスルハッスル」しに来た小川直也より小さいんでびっくりした。
「プライベート・ライアン」「アイアン・ジャイアント」(声の出演)
「マネー・ゲーム」「ピッチ・ブラック」
「ワイルド・スピード」等に出演後、「トリプルX」で人気に火がつく。
ロード・マーシャル役は、コルム・フィオーレ。
も〜、映画観ている間ずっと、どこで観た顔なのか考えていた。
調べてみて解った!「レッサー・エヴィル」だよ!
ミニシアター系の映画だったけど、なかなか興味深いストーリーだった。
一見柔和そうなルックスだけど、悪人って役が似合う。
「グレン・グールドをめぐる32章」「NY検事局」
「フェイス/オフ」「シティ・オブ・エンジェルス」
「レッサー・エヴィル」「インサイダー」
「パール・ハーバー」「トータル・フィアーズ」「シカゴ」
「ペイチェック」等多数。
バーコ夫人役は、サンディ・ニュートン。
野心たっぷりの前ロード・マーシャル妻(えっ?)。
この人は悪役路線で行くんですか?
メイクをするシーンがあったんだけど、目の下を黒くジジジ......と焼いてました。
痛そうだった.....。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「ジェファーソン・イン・パリ」
「妻の恋人、夫の愛人」「シャンドライの恋」
「M:I=2」「シェイド」等。
エアリオン役は、ジュディ・デンチ。
空気みたいに、姿を現したり、消えたりするエレメンタルの使者。
ヴィンによると、この役は彼女しかあり得なかったそうで。
直接懇願に行ったんだとか。
確かに貫禄ばっちり。
「恋におちたシェイクスピア」「ムッソリーニとお茶を」
「007シリーズ」「ショコラ」「アイリス」「シッピング・ニュース」等。
バーコ役は、カール・アーバン。
「LOTR」のローハン騎士から一転、悪の副官へ。
髪型もモヒカン休憩中みたいな感じで、申し訳ないけど笑った。
「ミルクのお値段」「ゴーストシップ」等に出演。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのエオメル役でお馴染み。
キーラ役は、アレクサ・ダヴァロス。
昔、リディックが助けた少女が成長。
女豹を思わせる動きで男顔負けのバトルを繰り広げる。
ほぼ今回のこの映画がメジャーレベル初出演。
海外テレビドラマ「エンジェル」にゲスト出演あり。
ピュリファイア役は、ライナス・ローチ。
ちょっとティム・ロスに似てる俳優。
「司祭」は未見だけど、その時の美貌にちょっとクラっと来た(笑)
以来忘れてましたが、「ジャスティス」で久しぶりに観た時はびっくりした。
「司祭」で注目を集める。
「鳩の翼」「ジャスティス」等に出演。
近作は、「すべては愛のために」
ザ・ガヴ役は、ヨリック・ヴァン・ワーグニンゲン。
惑星クマトリアの「スラム」に収監されている囚人。
そこの中のボス的存在。最初リディックに警戒心を抱く。
オランダ出身の俳優。
「ミッションブルー」等に出演。
トゥームズ役は、ニック・チンランド。
どっちの味方なのかさっぱり?なキャラ。
自分しか信じないタイプなのかもしれない。一番好きなものは欲望とか。
「リーサル・ウェポン3」「バッド・ガールズ」
「イレイザー」「コン・エアー」「トレーニングデイ」
「ビロウ」「ティアーズ・オブ・ザ・サン」等に出演。
海外テレビドラマでは「X-ファイル」
「サード・ウォッチ」「CSI/科学捜査班」等。
イマム役は、キース・デヴィッド。
リディックがどこへ潜伏しているか知っている唯一の人物。
ヘリオン第一惑星のメッカ人指導者。
「プラトーン」「バーバーショップ」
「エージェント・コーディ」「ハリウッド的殺人事件」等に出演。
監督は、デヴィッド・トゥーヒー。
主な作品に「ターミナル・ベロシティ「G.I.ジェーン」
「ピッチ・ブラック」「ビロウ」等。
【オフィシャルサイト】
試写会にて鑑賞
於:九段会館
こちら↓にもTBしてます
リディック@映画生活
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Commenti
早っ!もう観られたんですね
ピッチ・ブラック作った時には考えてなかったんでしょうけど
これって3部作だと聞きましたので続編ありでしょう。
でもPBからしてマニア系なので結構不親切な映画かも?!
>「悪」に成りきれていない感じが物足りなかったのかも。
やっぱりなぁという感じ、他の作品を観ても彼は悪党でも英雄でもなく不良(笑)
これが物足りなさの要因になっているのは分かる気がします。
Scritto da: だにい | mercoledì, agosto 04, 2004 11:53 AM
☆だにいさん
早速コメントありがとうございます。
そうなんですか〜、3部作なんですね。
てことは、「リディック」はトリロジーの真ん中?
その後のリディックが本当に「救いようのない悪」になったら
そりゃそれで面白いかもしれません。(笑)
Scritto da: FLUFFY | mercoledì, agosto 04, 2004 01:29 PM
もう明け方ですが、今晩わ。
コメントありがとうございました。
あとトラバちょろちょろさしてもらいました。
で、自分もこの映画観るまでに「ピッチ・ブラック」みてなかったから何がなんだかよくわかりませんでした。
観てから数日して夜中テレビで「ピッチ・ブラック」やってたのでみてみると完全に続き物だったということに気付きました。
確かに当時のあのおすぎの一押しっぷりには疑問でした。
更に、よく試写会とかいかれるみたいですね。
自分もしょっちゅう話題作には足を運び公開より一足お先に鑑賞してます。
Scritto da: Roy | mercoledì, ottobre 06, 2004 04:59 AM
☆Royさん
もう朝になってました、のでおはようございます。
ヴィン・ディーゼルにはあんまり魅力を感じないからなのか
観よう観ようと思っていながら「ピッチ〜」を未見のままです。
想像の世界をあんまし説明なしに表現されても
観客はとまどうばかりです(^^;
試写は友人に誘われたり、自分で当てたりしてます。
早いのはいいんだけど、時々鑑賞には不向きな劇場とかってないですか?
Scritto da: FLUFFY | mercoledì, ottobre 06, 2004 08:56 AM
今晩も今晩わ。
ヴィン・ディーゼルが好きって訳でも全くなく、単に夜中やってたんで丁度暇やし観よっかなって程度で観ました。
でも案外リディックより面白かったような気もします。
謎の宇宙生物と闘ってました。
確かに試写の劇場は不向きなとこが多いです。
やっぱりちゃんとした映画館には到底及ばない感はあります。
今では試写の劇場も選んで送ったりしてますが、当初は場所についての良し悪しを知らなかったんでめちゃくちゃ観にくいとことかで困った覚えがあります。特に段差が全く無いとこはスクリーンに前の人の頭が被ったり散々でした。段差重要と肝に銘じてます。
あとこれはメインの規格に近い事なんですが試写は完全に素人?さんが多くてマナーな悪い人が多いってのも注意してます。
自分が選ぶ席の周りの人を注目しながら選んでるんですが、予想だにしない人がいたりしてます。
とりあえず、夏場は臭いに注意を払ってたんですが、「LOVERS」で生き地獄を経験しました。あと一歩で臭殺されるとこでした。
Scritto da: Roy | giovedì, ottobre 07, 2004 12:47 AM
☆Royさん
「臭殺」ですか(^^;
確かにそれは2時間生き地獄ですねえ。
なんか作品の内容も「臭かった」だけで終わりそうな気配します。
座席に段差がない場合、もしくは、あまり差がない場合って
本当にツラいですね。
昨日も試写へ行ったのですが、友人の前の席の若い男の人が
意味もなく髪をやみくもに立てている人で、
そのお陰でスクリーンが全然見えなかったらしいです。
ちなみに、私の前はその男の同行者(男)だったのですが
コイツも落ち着きなくて、参りましたよ。
Scritto da: FLUFFY | venerdì, ottobre 08, 2004 05:21 AM