早過ぎるよ、クロベエ。
昨日一緒にフミヤ氏のライブへ行った友人から
「フミヤのHPの緊急のお知らせを見て!」というメールが出先で携帯へ届いた。
〈緊急〉って文字に妙に不安を感じ、
出先だから帰宅したら見るという内容と、いい意味でなのか悪い意味なのかを
教えてほしいとメールに書き添えて返信したら
「こんなこと、メールですみません。
クロベエが今日亡くなったっていう知らせです」と......。
いいにくいことをメールで送らせてしまったので、その場で返信をしたけど
この時程、自分のメールの内容に添えた、泣き顔の絵文字が
憎らしいくらい不似合いに思えたことはなかった......。
あんなもの外して送ったって、気持ちは伝わるだろうに。
クロベエこと、徳永善也。
元チェッカーズのドラマー、享年40歳。
舌ガンであることを告白して、病気療養中だった。
チェッカーズファンの間では、知られている
「ジ・アブラーズ」のドラマーとして元気に復活したと思ってたのに。
若い、早過ぎる、そしてチェッカーズのファンとしては
あまりにも残酷な別れとなってしまった。
チェッカーズが解散して、10年以上経っている。
解散のニュースを聞いたその当時、本当にショックだったのを覚えている。
事実上ラストアルバムになった「Blue Moon Stone」を聴いた時に
ある程度の予感はあったとしても、それが現実になったのがショックだった。
大げさと思うかもしれないが、毎日朝起きると夢であってほしいと思っていた程。
私の音楽遍歴に多大なる影響を与えたバンドなのだから。
彼らの音楽から派生して好きになった音は本当にたくさんある。
ちょっと言い過ぎかもしれないけど、チェッカーズの存在なくして
私の音楽好きは語れないっていっちゃってもいいかもしれない。
今でこそ、いろんなジャンルの音を聴き、「好きなバンドは?」っていう質問の
答えに困るくらいになったし、フミヤ氏のアルバムをライブの一日前に
やっと購入したりと、ヤル気のなさを見せてるけど、
私の10代は本当にチェッカーズ一色だったのだ。
彼らのライブ(当時はコンサートと言ってました)を指折り数えて
他は何も手に着かなくて、親に怒られることもしばしばだった。
それでも、よくある「解散10年後の再結成」とかっていうのは
カッコ悪いからやってほしくないなと思っていた。
でも、そうは思っていても
やっぱりもう一度ナマで彼らのライブを観たいとも思っていた。
だけど......
もう二度と永遠に実現できなくなってしまった。
クロベエが永眠してしまったから。
解散でショックを受けていた当時、乗り越えられたのは
やっぱり全員生きているんだからってのはどっかにあったかも。
だけど、死んじゃったらどうにもならないじゃない。
まだそんな年齢じゃないのに、早過ぎるよ、クロベエ。
クロベエはチェッカーズの中でも、ドラマーだったのもあるけど比較的控えめで
コンサートのMCなんかでは、メンバーに突っ込まれる様なコメントが多い
愛すべきキャラだった。
一発芸が得意で、エリマキトカゲの物まねとか
散々ベストテン等で披露してたっけ。
私は彼の刻むリズムが好きだった。
これから、まだまだ活躍できるはずだったのに
残念でならない。
月並みな言い方でなんとも情けないけど
ご冥福をお祈りします。
追記
タカモクの例の本は読んでいないので、それについてのコメントはしない。
それに関するゴタゴタが原因ではないけど、解散した時点から
「なんとなく封印」していたチェッカーズの曲を
こんなことがきっかけとはいえ、iTunesに入れながら聴いている。
追悼の意味も込めて。
今、「音ログ」の私のログはオールチェッカーズになっている。
歌詞カードなんて見なくても、一緒に口ずさめる自分に驚く。
今、ここまで聴き込む曲やアルバムはないなと思う。
自分の音楽の聴き方っていうかスタイルが変わったからもあるけど。
昔の曲になるに従って、音がスカスカなのがなんとも言えない。
もちろん、初期のオールディーズを手本とした
ヒット曲達も愛すべき存在だけど
私は、「OPPS!」以降の16ビートな曲たちが好き。
あの辺りの曲をきっかけにSalsoulやPillySoulに出会ったのだから。
それにしても、悲しい歌詞のなんと多い事か。
否が応でも結びつけちゃうじゃない。
そして、曲を聴くたびに
行ったライブが鮮明に思い出される。
楽しそうにドラム叩いてたクロベエ。
もう自分の記憶や映像でしか観る事ができないのかと思うと
本当に本当に悲しい。
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Commenti
トラックバックありがとうございました。
あまりにも突然過ぎて驚いています。
まさか40歳で亡くなるなんて…。
音楽もまだまだやっていきたかっただろうし、
クロベエのプライベートについては全く知りませんが、もしもお子さんがいらっしゃったら…と思うと心が痛みます。
ご冥福をお祈りします。
Scritto da: ちかぞん | martedì, agosto 17, 2004 05:33 PM
ニュースを見たとき、びっくりしました。
若すぎますよね。
チェッカーズの曲は、どれだけ聴いたことか。
ドラムでカバーもしました。
とても寂しいです。
Scritto da: (^o^)丿mee | martedì, agosto 17, 2004 09:53 PM
☆ちかぞんさん
コメントありがとうございます。
ついこないだ、チェッカーズの楽器隊だけのライブの写真を見て
あまりの痩せようにびっくりしたのですが、
こんなことになってしまうとは
今夜はチェッカーズの曲で追悼してます。
☆(^o^)丿mee さん
本当に若すぎます。残念でなりません。
こんなことがきっかけでなんですが
追悼の意味も込めてチェッカーズの曲を聴いています。
当時がオーバーラップしてしまいます。
Scritto da: FLUFFY | martedì, agosto 17, 2004 10:39 PM
初めまして、結月と申します。
コメントとトラックバック、ありがとうございました。
ニュースを見るまで病気のことは知らなくて、驚くと同時にとてもショックでした。
メンバーの誰かが、クロベエが、こんなに早く亡くなるなんて、誰が想像できたでしょう。
私を含めてですが、ここしばらくチェッカーズから遠ざかっていたファンも、こんな形で思い出すなんて、想像もしなかったのではないかと思います。
心から彼を悼むと共に、ご冥福をお祈りします。
Scritto da: 結月秋絵 | martedì, agosto 17, 2004 10:50 PM
☆結月さん
こらこそ、突然のTB&コメント失礼しました。
病気の事は知っていたんですが、まさか亡くなってしまうとは。
本当にショックです。
こんなことがきっかけってのもイヤなんですが
微妙に聴くのを避けていたチェッカーズの曲を
改めて聴いています。追悼の意味も込めて。
Scritto da: FLUFFY | martedì, agosto 17, 2004 11:01 PM
TB、コメントまで頂いて有難う御座います。
チェッカーズという素晴らしいバンドは、
あの7人では、もうありえないと思うと、
心の底から悲しくて、何故か何かを悔やんでいます。
勿論、他界された事が一番悔やんでも悔やみきれない事です。
こんなに急いで、逝かなくてもよかったんだよ、クロベエ。
まだ早すぎるし、逝ってほしくなかった。
逝って欲しくない人も、いっぱいいたんでよ。。。
この訃報を知ってから、
ずっと頭から「時のK-City」が頭から離れず、
今、CDで聞いています。
私の中で、この歌詞とダフってしまうんでしょうね。
Scritto da: ♪mikasfactory♪ | mercoledì, agosto 18, 2004 04:01 AM
コメント、トラックバックをありがとうございました。
結局、夕べは私も眠れませんでした…
私も当時「Blue Moon Stone」を聴いたときに、
なんとなく嫌な予感がしました。
「FINAL LAP」なんてタイトルがあったり、
幸せな歌詞の「もしも明日が…」なのに、
なぜだかすごく”終わりっぽい”感じがして悲しくなって。
解散してしまっても、みんながそれぞれの世界で
表舞台に出る、出ないに関わらず、
元気に活躍してくれていれば、それだけで嬉しかった。
クロベエがいなくなってはじめて、
本当に「チェッカーズ」がなくなっちゃったんだな、って
喪失感でいっぱいです。
Scritto da: miki | mercoledì, agosto 18, 2004 04:20 PM
☆mikiさん
こちらにもコメントありがとうございます。
今日、電車の中で「I have a dream」を聴いた時、
もういないんだって思ったら、ちょっとヤバかったです。
Scritto da: FLUFFY | giovedì, agosto 19, 2004 01:41 AM
コメントありがとうございます。
私はクロベエの病気のことは友人から聞いて知っていました。
しかしアブラーズのDVDを見て、うまくしゃべることのできないクロベエの姿を見てショックを受けました。
でもモクさんは胃ガンから無事生還したので、「大丈夫だろう」なんてどこか楽観視しているところがあったと思います。まさかこんなに早く逝ってしまうなんて思っても見ませんでした。
クロベエはチェッカーズの中ではあまり目立った存在ではありませんでしたが、独特の雰囲気を持った人でした。ハッキリいって歌は下手でしたが「青い目のHighSchool Queen」を一生懸命歌っている姿がとても印象的で今でもその時の姿が目に浮かびます。
私の思い出の中のクロベエは今でも元気にドラムをたたいています。
Scritto da: プー子 | giovedì, agosto 19, 2004 09:24 PM
こんばんは。
私もショックっていうか現実逃避してるかも。
ここ何年かはご無沙汰してたけど、
デビュー当時から大学時代まで
チェッカーズは本当に私の青春の一部でした。
初めてチェッカーズのコンサートに行った時の
感動っていったらなかった。
哀しいというかやるせないです。
あのやさしい笑顔が何度も浮かんできて........。
クロベエが亡くなった事で、皆さんが言うように
チェッカーズが本当になくなっちゃったんだなと
私も感じました。
安らかにクロベエが天国で眠れますように。
Scritto da: とこ | giovedì, agosto 19, 2004 10:43 PM
☆プー子さん
こちらこそ、コメントありがとうございます。
私は、DVDではなく、写真であまりの痩せようにびっくりしたのを覚えてます。そしてやっぱり、もう問題ないんだと思ってました。
こんなに早く、一番大好きなバンドのメンバーがいなくなってしまっうってことは、考えてもみなかったことです。
どっかで、全員と一緒に歳を取って行くのが当たり前と思ってたのですね。残念です。
☆とこさん
先ほどはありがとうございました。
っていうか、同じ感じでファンでいた時期があったのに感動しましたよ。私は、初めていったコンサートがチェッカーズだったのです。
その感動はやっぱり最高でした。
だから今でも当時の感覚を求めてライブに行くのかも。
チェッカーズのよかった思い出だけを大事にしていこうと思います。
Scritto da: FLUFFY | venerdì, agosto 20, 2004 12:11 AM
クロベエが逝ってしまって1週間。訃報をTVで知ってから、私はショックで未だ立ち直れません。・・・朝から晩までチェッカーズ一色でシングル・アルバム全て揃えて、毎日飽きる事なく聞いていた10代の頃をこんな悲しい気持ちで、思い出すなんて・・・。この1週間あの頃に戻って、ずっとチェカーズのCD聞いてます。唯一クロベエがリードVoだった「青い目のハイスクールクィーン」曲はupテンポで楽しいのに胸が締め付けられて、切ないです。もう2度とリアルタイムで「チェッカーズ」を聴くことは出来ない。私の中の「青春」に大きな穴が開いたままです・・・。
Scritto da: ゆかぽん | mercoledì, agosto 25, 2004 10:50 AM
☆ゆかぽんさん
コメントありがとうございます。
一週間が経ってしまいましたね、みんなそれぞれの想いで過ごしていることでしょう。
曲をたくさん聴く事でそういう気持ちが消化できるのは
ある意味いいのかもしれないです。
まだ私は「青い目の〜」を聴けないですけど。
Scritto da: FLUFFY | mercoledì, agosto 25, 2004 03:33 PM
私は今度「お願い!顔すら合わせられない気持ちわかってあげて。」と題した文書を地元地方新聞に投稿する予定です。
「心無い」と「大人気ない」とでは意味が違いますよね?
チェッカーズ確執問題で世間が騒げば騒ぐほど、メンバーの溝は深まっていくんじゃないかなと思います。
現在は確執問題よりも、クロベエの冥福を心から願ってあげるべきなのではないでしょうか?
Scritto da: 背番号のないエース | venerdì, ottobre 15, 2004 10:42 PM
☆背番号のないエースさん
もうクロベエが逝ってから、2ヶ月が経とうとしてるんですね。
「確執問題」も、だいぶ世の中的には静かになりましたね。
私は、女性週刊誌やワイドショーレベルの記事なら無視してます。
どっちもあることないこと、面白く書き立ててるだけだろうから。
実際にどうであるかは、本人たちの問題でしょうから
(確かにファンとしてはショックですけども)
周りがどういっても、しばらくは無理かなと。
それが解散前から起こっていたことならばなおさらですし。
全員揃って見送るべきだというのも、正論ではあるけど.....。
それぞれが心から冥福を祈っていれば、クロベエには伝わると思いますよ。
Scritto da: FLUFFY | sabato, ottobre 16, 2004 10:17 AM
FLUFFYさん、早々のお返事ありがとうございます。
こんなふうに考えるのは自分だけだと思っていたので、余計にうれしいです。
先日午後のワイド番組で亨とモクが一緒に豚骨ラーメンを食べたので、ひょっとすると確執問題も解決するかもと放送されていました。
Scritto da: 背番号のないエース | sabato, ottobre 16, 2004 10:26 AM
☆背番号のないエースさん
そうですね、時間がかかってもいいから
元に戻って欲しいなとは、思ってます。
ただ、一度広がってしまった溝は大人になればなるほど
修復が難しいのです。だから「大人げない」って部外者はきれいごとをいうかもしれないけど、「大人だからこそ」ってのもあると思うんですよ。
ただ一つ、はっきり言えるのは
そんな事があったとしても、ファンでいることには変わりないってことです。
Scritto da: FLUFFY | sabato, ottobre 16, 2004 10:54 AM
16日(土)規定どおり600字以内の文章を清書し、同じ県内の作家のところへFAXしました。
新聞投稿はそれからになります。
Scritto da: 背番号のないエース | martedì, ottobre 19, 2004 03:09 PM
☆背番号のないエースさん
お疲れさまです。きちんと気持ちが伝えられるといいですね。
Scritto da: FLUFFY | mercoledì, ottobre 20, 2004 04:59 AM
28日(木)ついに新聞投稿しました。
1週間以内に掲載されなかったら、不採用だそうです。
Scritto da: 背番号のないエース | venerdì, ottobre 29, 2004 04:32 PM
☆背番号のないエースさん
報告ありがとうございます。
掲載されるといいですね〜。
Scritto da: FLUFFY | lunedì, novembre 01, 2004 01:54 AM
地元地方新聞社では不採用でした。
やはり地域新聞なので、チェッカーズは内容が不一致とのこと。
これにもめげず6日(土)県内新聞2社&毎日新聞社に郵送します。
全国紙の中で当社以外でチェッカーズの件を記載していたところがありましたら、教えてください。
Scritto da: 背番号のないエース | venerdì, novembre 05, 2004 12:19 PM
☆背番号のないエースさん
残念でしたね。地道な活動応援してます。
Scritto da: FLUFFY | domenica, novembre 07, 2004 01:05 AM
11/16(火)朝刊についに掲載されました。
そちらをはじめとする皆さんのホームページを拝見そしてアドバイスをいただかなければ、私自身の思い込みだけでは決して当選しなかったと思います。
ここで改めて、厚くお礼申し上げます。
さて肝心な内容ですが私個人のメール・アドレスに送信してくだされば、折り返し致します。
Scritto da: 背番号のないエース | giovedì, novembre 18, 2004 12:30 AM
☆背番号のないエースさん
お疲れさまです。報告ありがとうございます。
掲載おめでとうございます。
あの報道で、ファンでない人達(一般世間)へ植え付けてしまった
印象は消えたり、変わったりすることはないかもしれないのが
ちょっと悲しい気もしますが、自分としては静観していくつもりです。
Scritto da: FLUFFY | giovedì, novembre 25, 2004 11:37 AM