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giovedì, settembre 09, 2004

コンフィデンス

「信頼」というタイトルの詐欺映画。「詐欺師は役に徹するべし」
「クライムサスペンスは一気に観るべし」

confidence_ver6.jpg

【プロローグと感想】
ジェイク達は、あちこちを渡り歩いては詐欺を働いている。
ある日、カモに狙った男の金が暗黒街の大物“キング”のものだったことから
仲間の一人が殺害されてしまう。
危機を脱するにはキングと組んで、ある大きな詐欺をするしかなかった。
計画は順調にいくはずだったが、ジェイクを執拗に付けねらう
FBI捜査官の出現によって、微妙に狂い始める....。

*******************************

注意!
こういう作品はイッキに観るものです。
なんで、わざわざそんなこと書くかというと
忙しいなか、中途半端に観だしてしまい
眠くなったりなんだりで、結局数日間に分けて観てしまったから。
それによって、なんだかテンポが狂ってしまって
私の中で「普通の映画」になってしまったのだ。
ううむ、残念。
こういう“クライムサスペンス”は一番好きなジャンルなのに
ちっとも楽しめなかった。バカな私。

過去をさかのぼる演出等、いろいろと凝ってはいるんだけども
そのせいで(私の観方もマズい)テンポがゆっくりになってしまっている。
だから、途中で眠くなってしまったりした(疲れてたのかもしれない)。
加えて、最初から「ドンデン返し」があるって
劇場公開時の宣伝や、パッケージに書いてあるもんだから
どうにもこうにも「構えて」観てしまった感じがある(^^;

いい加減止めません?映画配給会社の宣伝の方達、
「衝撃のラスト!」とか「ドンデン返し!」とか書くの。
そんなことあらかじめ解ってたら、今観ている状況とは逆の方向に
結果は進んで行くってのが、バレバレじゃない。

とはいえ、ジェイク達の信頼関係がきっちり描かれていて
観てて気持ちいい。
そう、この映画「詐欺」を働く映画なんだけど
タイトルの意味は「信頼」なんだって。
そこを踏まえて観ると「なるほど」って思えるシーンがいろいろある。

出番が少なくて、個人的にがっくりきたアンディ・ガルシアも
ラストの笑顔で大満足(笑)

【キャスト】

ジェイク役は、エドワード・バーンズ
生まれつきの詐欺師(んなのいるのか?)。表情からは感情が読み取れない男
ジェイク・ヴィグを演じる。
「マクマレン兄弟」の監督、プロデュース、脚本を手がけて注目される。
ちなみに、この「マクマレン兄弟」が監督第一作目。
他にも「彼女は最高」「ノー・ルッキング・バック」
「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」「ロード・トゥ・ヘル」等を発表。
(どの作品にも出演)
自作以外では「プライベート・ライアン」が初。
デ・ニーロと共演した「15ミニッツ」
アンジェリーナ・ジョリーと共演した「ブロンド・ライフ」がある。
結構渋い感じも似合うのだけど、いかんせん“声”が少々甲高い(^^;

キング役は、ダスティン・ホフマン
エスプレッソを一度に4杯分飲まないと気が済まない男、
短気で怒らせたら怖い(らしい)ウィンストン・キングを演じる。
「Tiger Makes Out」でスクリーンデビュー。
翌年「卒業」で主役に抜擢され注目を浴びる。
代表作は「真夜中のカーボーイ」「わらの犬」
「大統領の陰謀」「トッツィー」
「靴をなくした天使」「アウトブレイク」
「ムーンライト・マイル」等
近作は「ニューオリンズ・トライアル」
待機作はアンディ・ガルシアが監督する「The Lost City」
「クレイマー、クレイマー」「レインマン」の二作で
アカデミー主演男優賞を受賞している。
結構うらぶれた感じの役が多いし、上手い。
今回も一見弱そうなんだけど、得体の知れない男を時にコミカルに演じてた。

リリー役は、レイチェル・ワイズ
ジェイクにスリを働き、才能を見込まれて仲間に加わる謎の女、リリーを演じる。
いくつかTV出演ののち、「デスマシーン」の端役でスクリーンデビュー。
「魅せられて」にも出演。
ハリウッドデビューは「チェーン・リアクション」のキアヌ相手役。
この時の役名が“リリー”(笑)。
「ハムナプトラ」シリーズで注目を浴びる。
他「アイ・ウォント・ユー」「スターリングラード」
「ニューオリンズ・トライアル」等。
待機作はキアヌと再共演の「コンスタンティン(原題)」、
どうやら一人二役の様子。
弱々しい役がちっとも似合わなそうなルックスで
その通りに結構“強い”役が多い。今回も気の強い女を演じている。

ビュターン役は、アンディ・ガルシア
ジェイクに騙され、逃げられた為、執念でひたすら追いかける
うらぶれたFBI捜査官ギュンター・ビュターンを演じる。
テレビドラマ「Hill Street Blues」に出演後、いくつか端役で映画出演。
「800万の死にざま」で“エンジェル”という名とは正反対の残虐なマフィア役を好演し、注目される。
翌年「アンタッチャブル」のストーン役で人気が出る。
「ゴッドファーザーPART3」でアカデミー助演男優賞ノミネート。
他「ブラック・レイン」「背徳の囁き」
「男が女を愛する時」「絶対×絶命」「オーシャンズ11」等
待機作は「ツイステッド」「オーシャンズ12(原題)」
監督、制作もいくつか手がけていて、
ダスティン・ホフマンも出演する「The Lost City」を監督する。
この人から私の映画好きがスタートしたと言っても過言ではないかも(笑)
静かだけど熱い演技とあの瞳がなんとも言えない。
最近はすっかり落ち着いてしまったけど、若い頃のギラギラした感じがとても好き。
そしてあの笑った時の屈託の無い笑顔。
今作でもラストで彼のその笑顔が堪能できる(笑)

マイルス役は、ブライアン・ヴァン・ホルト
ジェイクの詐欺仲間、ちょっと熱くなる面もある。
「Very Brady Sequel」でスクリーンデビュー。
「ブラック・ホーク・ダウン」「ウィンド・トーカーズ」「閉ざされた森」等
“戦争・兵士もの”に出演。(兵士顔ってこと?)
近作ではコリン・ファレルの元彼女の兄役で「S.W.A.T.」に出演。
海外テレビドラマでは「ビバリーヒルズ高校白書」
「スピン・シティ」「Sex and the City」に出演している。
何気に出演作を殆ど観ている(笑)でもあんまり強烈な印象がないので
毎回「どっかで観た事あるなあ」としか思えないのも確か。

ゴドー役は、ポール・ジアマッティ
ジェイクの詐欺仲間。汚いトイレを使う事が出来ない性分。
「シングルス」でスクリーンデビュー。
他「サブリナ」「マイ・ベスト・フレンズ・ウェディング」
「トゥルーマン・ショー」「「プライベート・ライアン」
「交渉人」「マン・オブ・ザ・ムーン」
「PLANET OT THE APES 猿の惑星」「ペイチェック」等
近作は主演の「アメリカン・スプレンダー」。
小市民的な役を演じたらバッチリ(笑)
お父さんがイェール大の学長!でもって、本人もイェール大に学ぶ。
兄のマーカスも俳優。

アル役は、ルイス・ロンバルディ
ジェイクの詐欺仲間で主にサクラ役のアルを演じる。気の毒な最期を迎えてしまう。
「ビバリー・ヒルズ・コップ3」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」
「ユージュアル・サスペクツ」「スコーピオン」「アニマル・マン」等に出演
「スパイダーマン2」にも端役で出演(どこにいた...?)

ルーパス役は、フランキー・G
キングの部下で、ジェイク達を見張りながら仲間に加わる、キレ者なのか
単なるバカなのか正体不明の男を演じる。
「ミニミニ大作戦(2003)」に出演。

トラヴィス役は、モーリス・チェスナット
プライスの部下で、ジェイクを殺そうとしながら、今までの経緯を聞く男を演じる。
「ボーイズ'ン・ザ・フッド」でスクリーンデビュー。
他「ラスト・ボーイ・スカウト」「沈黙シリーズ第三弾/暴走特急」
「G.I.ジェーン」「恋のトリセツ〜別れ編〜」等。
海外ドラマ「ER」にも出演。
結構あちこちで観た事ある顔かも。

オマー役は、ルイス・ガスマン
ジェイクの詐欺を手伝う悪徳警官、オマー・マンザノを演じる。
「ブラック・レイン」「ハード・ウェイ」
「最高の恋人」「カリートの道」「ブレイブ」
「ブギー・ナイツ」「アウト・オブ・サイト」
「ボーン・コレクター」「トラフィック」等に出演。
一度観たら忘れられない強烈なルックス。
プエルトリコ出身で、ヒスパニック系の役どころには欠かせない役者。

リロイ役は、ドナル・ローグ
オマーの相棒で、やはりジェイクの詐欺に加担している悪徳警官。
娘の歯の矯正に費用がかかり過ぎて困っている。
「スニーカーズ」の端役でスクリーンデビュー。
「ディスクロージャー」「悪魔のような女」
「ネゴシエーター」「ブレイド」
「プリティ・ブライド」「パトリオット」等。
近作は「アメリカン・スプレンダー」
海外ドラマ「ER」や「プラクティス」に出演。

アシュビー役は、ジョン・リンチ
プライス所有の金融機関に勤務するグラント・アシュビー役を演じる。
「ラブリー・オールドメン」「マイ・フレンド・フォーエバー」
「ファーゴ」「ボルケーノ」「フェイス/オフ」
「シークレット/嵐の夜に」「グッド・ガール」「ゴシカ」等に出演。
日本公開待機作は「ホネツギマン」(笑)

モーガン・プライス役は、ロバート・フォスター
キングにとっては目の上のたんこぶ的なライバル。
自分の会社でマフィア等の資金洗浄を行っている。
「禁じられた情事の森」でスクリーンデビュー。
タランティーノ監督作「ジャッキー・ブラウン」で
アカデミー助演男優賞ノミネート。
「サイコ」「ふたりの男とひとりの女」
「ヒューマン・ネイチュア」「マルホランド・ドライブ」等
近作は「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」

ライオネル役は、リーランド・オーサー
ジェイクがカモにした男。この男の仕事先がキングだったのが不運の始まり。
「セブン」「インデペンデンス・デイ」
「エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち」「エイリアン4」
「プライベート・ライアン」「ベリー・バッド・ウェディング」
「ボーン・コレクター」「デアデビル」
「ニューオリンズ・トライアル」等、端役も含めて出演多数。
日本公開待機作は「ツイステッド」
奥さんは、ジーン・トリプルホーン。


【オフィシャルサイト】

日本語 英語

DVD購入して鑑賞。

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コンフィデンス@映画生活

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Commenti

>いい加減止めません?映画配給会社の宣伝の方達、
>「衝撃のラスト!」とか「ドンデン返し!」とか書くの。

私もそう思います。かえって楽しみが半減する。
期待しすぎてしまって、映画への評価が落ちてしまう。
いいことありませんよね。

Scritto da: 銀太郎 | giovedì, settembre 09, 2004 08:40 PM

☆銀太郎さん
コメントありがとうございます。
このテの言葉って、自分がブログの記事を書く時にも
実はとっても気を使っていて、近い表現すら敬遠してるのに
堂々と宣伝されたのでは、たまりませんよね〜。
まあ、今回の記事では私も「書いちゃって」ますけど(^^;

Scritto da: FLUFFY | giovedì, settembre 09, 2004 10:58 PM

コンフィデンスとコンフェッションって良く間違える管理人だが
まだ見ていないので見たいと思っている作品

しかしながら良くこれだけ長い文章を書けるものだと感心してます
しかも俳優の説明もなかなか○
すごいですねぇー…
それとテンプレ変えたのですねぇー
こちらの方が見やすくなってますよー!!!


投稿者: 銀太郎 さんの
>「衝撃のラスト!」とか「ドンデン返し!」とか書くの。
にはちょっと共感(苦笑)
でもまぁ映画を良く知っている人ならあれだが・・・
全然知らない人には効果的なのかもしれないかなぁー

Scritto da: 某サッカー部管理人 | sabato, settembre 11, 2004 10:00 AM

過剰な宣伝文句も、映画の醍醐味のひとつ(笑)

私も予告やコピー、邦題を前提として観たせいで
「つまんない!」と思うことはよくあります。
でも見方を変えれば良かったりするんですよね
今回は早目に「これは違う」と気付いて視点を
変えたせいか楽しめました。
私はどう楽しく観るか?を最近は提案しています。
観る側にもテクニックが必要?!

私もこのデザイン好き!(^^)!

Scritto da: だにい | sabato, settembre 11, 2004 11:11 AM

☆ 某サッカー部管理人さん
コメントありがとうございます。
お褒めのお言葉ありがとうございますm(_ _)m
長いだけってハナシもありますが.....最後まで読んで頂いて嬉しいです。俳優データは自分も知りたかったりするので
お役に立てればと思ってます。
デザインも評判イイみたいで、よかった♪

ラストについての宣伝、普段あまり観ない人には効果的....かもしれないですね、やっぱり。今でいうと「ヴィレッジ」とかそうなのかも。
でもあれは、『シャマラン監督作だし』ってことでラストに何かがあるのは手法として分かりそうですけどね(^^; ああ、支離滅裂(笑)

☆だにいさん
そう、そうですね〜。
とにかく今回は、私のこの作品に対する姿勢がマズかったんで
本当に申し訳ない(誰に謝ってるんだ私は)って気持ちです。
テクニックよりも、素直に観る事ができればいいんですよね。
だにいさんにもデザイン好評ですね(^^)
どうもです。

Scritto da: FLUFFY | sabato, settembre 11, 2004 08:14 PM

おはようございます~^^
TB&コメント有難う御座いましたm(__)m
私は思うツボにはまっての楽しい鑑賞となりました~。
でも、この作品をコマギレに見てしまうとやっぱり簡単には楽しめなくなっちゃいますよね^^;
お仕事などでお疲れだと寝たりしちゃいますよねー、私もそうです^^;
あっ、でもガルシアの笑顔に癒されたんじゃないですか^^
うふ、彼ステキですよねー♪せくしぃ~です^^
もうちょっと見たかったですね・・残念^^;
TBさせて頂きました。

Scritto da: てるみ | sabato, ottobre 16, 2004 10:39 AM

☆てるみさん
そうそう、基本的に休みの前の日に観たりするんですけど
どうもヘトヘトだと厳しいですね。
普段は、なんとか本編まで持つんですけど(特典映像時に寝ちゃう)
これはなんかダメでした。
そうそう、てるみさんは、アンディ・ガルシアの出演作で
何が一番いいですか?

Scritto da: FLUFFY | sabato, ottobre 16, 2004 10:56 AM

FLUFFYさん、おはようございます^^
ガルシア・・じゅるっ・・じゃなくって(笑)
作品ですか?「男が女を愛する時」は結構好きです♪
「ゴッドファーザー」「アンタッチャブル」も^^
そうそう、日本で未公開だった「沈黙の行方」・・
これは作品も良かったのですが、お髭もじゃもじゃのガルシアで、「きゃーばっちいの?」と思ったんです(笑)
その後にヒゲをさっぱり落としたらっ!!
すごいステキ~♪ってキュンとなりました(#^.^#)

Scritto da: てるみ | lunedì, ottobre 18, 2004 09:09 AM

☆てるみさん
「沈黙の行方」は今年のお正月にDVDを突如購入して観ました。
本当に今年の正月はなんだか暗い内容の作品ばかり買ったなあ(笑)
ヒゲもじゃと言えば、きっと廃盤だろうけど
「テロリストを撃て!」って作品でも顔の半分はヒゲで登場してました。憎らしいくらいの悪役ガルシアが観たい場合は、
「800万の死にざま」がオススメ。若くて、すぐブチ切れする
マフィアの役です。
私がお気に入りなのは「背徳の囁き」かな〜。
ダントツでかっこいいのは「アンタッチャブル」ですけどね。
あの階段の下で銃を投げる!!!うう、観たくなって来た(笑)

Scritto da: FLUFFY | mercoledì, ottobre 20, 2004 04:54 AM

FLUFFYさん、こんばんは。
レンタルも貸出中が長く続いていたし、宣伝文句が頭にあったので、私も変に期待しちゃってたのかもしれませんです。。
でも、ビックリポイントが一緒だったのでホッとしました。(笑)
上のコメントの「アンタッチャブル」!
私もレンタルに困った時が来たら、見ようかなと思ってました。
階段シーン、ホントカッコいいですよねっ!

Scritto da: aju | mercoledì, marzo 02, 2005 09:36 PM

☆ajuさん
そうそう、期待し過ぎちゃったんですよね。
しかも、私の場合は
途中で中だるみしてしまったので
ブツ切れ状態だったものだから
後半は「ふーん」という感じで。
更に、「ドンデン返しあり」とかあらかじめ書かれると
そういう風なつもりで観てしまうわけで・・・・。
素直に観たい今日この頃(^。^;)

Scritto da: FLUFFY | giovedì, marzo 03, 2005 05:25 PM

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