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mercoledì, ottobre 20, 2004

マスター・アンド・コマンダー

海の上で繰り広げられるフランスとの戦いの中で描かれる、友情と成長。

master_and__commander.jpg

【プロローグと感想】
ジャック・オーブリーを艦長とするサプライズ号に課せられた使命は
ナポレオンが率いるフランス軍の「アケロン号」を捕らえること。
濃い霧の中で突如として目の前に現れた敵に対して
全乗組員は果敢に戦いを挑むのだが.....。

********************************

アカデミー賞候補には、多くの部門で選ばれながら、
技術的な受賞のみのとどまった今作。
「LOTR:王の帰還」が相手だったってのも不運だった。
で、もう少しメインの受賞があれば、日本での公開時の宣伝は
内容に的が合っているものになったのかもしれない。

いかんせん、「オーブリー艦長と少年たちが敵に戦いを挑む」てな感じで
宣伝しちゃったもんだから、観る前と観た後のギャップが激しくなってしまった。
ブレイクニーを演じたマックス・パーキスを全面に押し出した宣伝は
本当にいろんな雑誌で目についてたし.....。

そういう「変な期待」をしないで観れば
この作品は、男同士の友情を軸にしていて、責任を持った立場の人の決断力とか
統率力なんかの厳しさを描いた、人間ドラマだってことが素直に理解できて
それなりに楽しめるとは思うんだけどねえ。

オーブリーとマチュリン医師との関係は良く描かれていたと思う。
立場の異なる二人は、気持ちや考え、行き違い等から
度々衝突するのだけれども、結局はお互いが双方の気持ちを尊重・理解していて
相手が最も望んでいることに力を貸す。
オーブリーも自分の仕事に関しては、「口を出すな」と怒りながらも
実は、マチュリンの公平な視点を大事に思っている。

こういう二人の「いい関係」がきちんと描けたのは
マチュリン役のポール・ベタニーの好演によるものが大きいと思う。
ガラパゴス島を目にした時の少年の様な目と、軍医としての冷静な判断など
上手く演じ分けている。
「ブラック・ジャック」並な技術も披露してくれちゃうしね。

ラテン系が好みの私は、金髪碧眼系のルックスは苦手なので
今まで彼はどっちかっていうと苦手だったんだけど(眉毛ないし)、
このマチュリン役では茶色で眉毛もちゃんとあるので、
初めて「かっこいいじゃん」と思えた(^^;

士官候補生の少年たちも、それなりに活躍するので
宣伝が「誇大広告」とは言わないけど
やっぱり、あの程度の出番やクローズアップでは
期待して観に行った人たちのがっくりさ具合が伺えちゃいます。

結末のオチはギャグ映画かと思う様なノリだったので、ちょっと残念。
まあ小気味よくっていいっちゃいいんだけど。
あれだけ重厚に長々と描いておいて、それは......?って感じだよなあ。


【キャスト】
キャプテン:ジャック・オーブリー役は、ラッセル・クロウ
ニュージーランド出身。
「アンボンで何が裁かれたか」「ハマーアウト」
「スポッツウッド・クラブ」「ザ・パイロット」
「人生は上々だ!」等を経て、
「クイック&デッド」辺りから徐々に知られる様になる。
「NO WAY BACK/逃走遊戯」では豊川悦司と共演。
他「バーチュオシティ」「L.A.コンフィデンシャル」
「ヘヴンズ・バーニング」「ターニング・ラブ」
「ミステリー、アラスカ」「プルーフ・オブ・ライフ」と多くの作品に出演。
「インサイダー」ではLA批評家協会賞の男優賞、
「グラディエーター」では、アカデミー主演男優賞受賞、
「ビューティフル・マインド」では、GG賞ドラマ部門で男優賞と、
3年連続別作品で主演賞を受賞するなど活躍している。
クロウ演じるジャック・オーブリーは、なかなかカリスマ性がある。
部下の功績にはきちんと褒美を与え、その逆もきっちり。
怖いだけではなく、優しさやユーモアも持ち合わせていることが表現されていた。

ドクター:スティーブン・マチュリン役は、ポール・ベタニー
「ベント/堕ちた饗宴」「スカートの翼ひろげて」
「ギャングスター・ナンバー1」「デッドベイビーズ」
「キス★キス★バン★バン」「ROCK YOU![ロック・ユー!]」
「ビューティフル・マインド」「ドッグヴィル」等に出演。
今作で一番光っていたのは、このマチュリン医師。
役としてとてもオイシイ役だった。サプライズ号の中の人間で
唯一違う視点で物事を見る人間。
船員でもなく、部下でもない、
「友人」としてジャックに接する時に見せる表情がとても良かった。
クロウが演じる役の友人役は、「ビューティフル・マインド」に続き二度目。
よほど縁があるのか?二度ある事は三度あるとすると、もう一回あり?

副長:プリングス役は、ジェームズ・ダーシー
「オスカー・ワイルド」「ザ・トレンチ 塹壕」
「ゴッド・クローン」「ドット・ジ・アイ」等に出演。
最新作は「エクソシスト・ビギニング」
最初の戦闘で確か負傷してなかった?結構颯爽としていて活躍シーン多し。
最終的には重要な役を任命される。
ルックス的にこういうロン毛の役は似合うなあ。

士官候補生:ブレイクニー役は、マックス・パーキス
今作がデビュー作。
最初の戦闘で事故に遭い、身体的に不自由になってしまうが
まっすぐな性格で、一言もグチを言わずに艦長を慕い、
仲間を思いやることのできる少年。マチュリン医師と行動を共にする事もある。
日本の宣伝では、この子が大活躍する!というような感じで宣伝したばっかりに、
「宣伝と違う!」と思った人も多かった様子。
確かに士官候補生の中では一番出番多いけどねえ。(^^;
今後どう育って行くか楽しみな少年ではありますね。

士官候補生:カラミー役は、マックス・ベニッツ
今作がデビュー作。
ブレイクニーよりも作中では、彼の方が危険な役を任される事が多い。
ほっぺは赤いし、まだまだ子供っぽい顔つきだけど
任された事を恐れずに遂行する勇気のある少年。
この写真だと、ちょっと成長してる?
max_benitz.jpg

士官候補生:ホロム役は、リー・イングルビー
「エバー・アフター」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」等に出演。
新作はオーランド・ブルームと共演の「Haven」。
能力はありながら、自信が持てないでいる。
水兵達への接し方が曖昧になってしまった為
完璧になめられてしまい、スケープゴートにされてしまう。
美しい声の持ち主。
初めて観たのは「ハリポタ」だった。元々線の細い役者なのね。

航海長:アレン役は、ロバート・パフ
「悪魔の受胎」「ナイトホークス」
「司祭」「ウェールズの山」
「エニグマ」等に出演。

軍医助手:ヒギンズ役は、リチャード・マッカビー
「ノッティングヒルの恋人」に出演。他はテレビ出演。
医学書を見ても治療できない程、実力はなし(^^;

キリック役は、デヴィッド・スレルホール
「ロシア・ハウス」「パトリオット・ゲーム」等に出演。
食事を作っている。オーブリーとマチュリンのアンサンブルは耳に合わないのか
あまり好きでない様子。いつもブツブツ文句を言いつつ働く。

バートレット役は、ビリー・ボイド
90年代半ばからテレビ、映画出演。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピピン役で一躍有名に。
ピピンのイメージが強いので、心配したけど
顔に傷まで作ってあって、かなり海の男になっている。
操舵係として活躍する。
戦闘シーンでは、剣の腕前も「指輪」の技術を生かしたのか
なかなかのモノだった。

ウォーリー役は、ジョセフ・モーガン
昨年あたりからテレビを中心に出演。
今作が映画デビュー。
最新作はコリン・ファレル主演の「アレクサンダー」
オーブリーにアケロン号の模型を見せる。ネーグルと親友。
海に落ちたのはこっち?
「アレクサンダー」ではどんな役どころなのか、楽しみ。

プライス役は、ジョージ・イネス
「ミニミニ大作戦」「最後の谷」
「追跡!ダイヤ泥棒」「遠すぎた橋」
「恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ」「さらば青春の光」
「ドーバー海峡殺人事件」「モロン」
「聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ」
指に「しがみつけ」と入れ墨をしている。歯はガタガタ。
戦闘で頭部に傷を負うが、マチュリンの治療により回復。
ホロムを「ヨナ」に関わりがあると周りに話す。
ちょっと、写真は若すぎるかも(^^;


【オフィシャルサイト】
英語

DVDレンタルにて鑑賞

こちら↓にもTBしてます
マスター・アンド・コマンダー@映画生活

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Commenti

TB&コメントを有難う御座いましたm(__)m
そうなんですよっ!!宣伝がいけないんです。。
ってそれに乗った私も私ですが^^;
子役大活躍かと思ってました~。
一緒に見てた主人は途中で(-_-)zzz(笑)
でもでも、ポールは良かったですよねー♪
彼が出てるだけでなんだかワクワクします!(^^)!

TBさせて頂きました♪

Scritto da: てるみ | mercoledì, ottobre 20, 2004 a 05:07 p.

☆てるみさん
ご主人様は眠ってしまわれましたか(^^;
戦闘シーンがメインではないですからね。
しかし、あの宣伝の仕方では「子供たちが大活躍する」と思われてもしょうがないですよ〜。
ポールの出演作は「ビューティフル〜」以外観てないかもです。
「キス★キス★バン★バン」なんかは気になるので、
早速リストに入れておこうと思います。

Scritto da: FLUFFY | mercoledì, ottobre 20, 2004 a 08:07 p.

この作品,本当に男の友情って感じで良かったですよね.
船上での戦いも地味だけど迫力があって,また良かったです.
そして,ジェームズ・ダーシーがまたグット(≧▽≦)

Scritto da: onox | mercoledì, ottobre 20, 2004 a 10:00 p.

☆onoxさん
そうですね、私は女だからなのか「男の友情」が上手く描かれている作品にとても憧れます(笑)女の人が殆ど出て来ないのもイイ。
ジェームズ・ダーシー、静かな押さえた演技でしたが目立ってましたねえ。「エクソシスト・ビギニング」は怖いから観ないと思う...。

Scritto da: FLUFFY | mercoledì, ottobre 20, 2004 a 10:54 p.

Σ(=д=ノ)ノ アゥ 実は先日レンタルし、見ぬまま返却してしまった一作>< ロードのピピンが出るとなれば見なくては!と意気込んでいたのに・・(; ̄ー ̄A
男の友情ものは、いいですねぇ(*´∇`*) やはり見なくては・・・(汗)

Scritto da: tami | giovedì, ottobre 21, 2004 a 12:11 m.

☆tamiさん
こんばんは〜!
もしや、期限が切れてしまったので観ないまま返却しちゃったんですか?ううむ、もったいない。
ピピンも活躍してましたのに......。
私も以前よくやりました、観ないで泣く泣く返却っていうやつ。
でも今はネットレンタルユーザーなので、期限がなくって気楽ですよん。ぜひぜひ、もう一度レンタルして観てみてくださいね〜。

Scritto da: FLUFFY | giovedì, ottobre 21, 2004 a 12:58 m.

この映画、宣伝のときは12歳の天使とか少年がメインなのかなーと思ってたら
おじさんばっかり飲んだくれてました(笑)
そして手術?とか痛いのがリアルで・・・(*_*)
見てるこっちも痛かった・・・。

Scritto da: cocoa | giovedì, ottobre 21, 2004 a 03:42 p.

☆cocoaさん
そうそう、すっかりブレイクニー役のマックス・パーキス君が主役のような扱いでございました(^^;
で、それにつられて観た人は「唖然」見事にオヤジばっかりですもんね〜。しかも全員むさいし。
確かにアタマの手術シーンはキツかったかも。

Scritto da: FLUFFY | sabato, ottobre 23, 2004 a 01:05 m.

こんばんは。
FLUFFYさんの記事が出た時に、私もレンタル申込みをしたので、見終えて、感想を読むのを楽しみにしていました。
私も同じく船医さんに注目してしまいました!今回は俳優さんに胸キュンというか、あの役柄にトキめいちゃいました。
FLUFFYさんの感想を読んで、あやふやになりそうな映画の記憶が色々蘇ってきましたよ。
ブツブツ言うコックのおじさんや、指に刺青を入れたおじさん(写真はホント、若すぎるカモ!)、そうだったピピンもいたのだった!…色んなキャラクターが登場してましたね。

私の感想はちょっと不甲斐ない内容になりましたが、(TB入れますので)お暇な時に遊びに来てくだされ。

Scritto da: aju | sabato, ottobre 30, 2004 a 11:48 p.

☆ajuさん
戦闘シーンは誰がどうなったのか、ワケが判らなくなることが多かったんで、感想は差し控えさせて頂きますが、
やっぱりマチュリン医師のキャラが最高ですね。
彼が事故にあった時は、もう終わりだわと思って残念だったんですが
まさか、ああいう形で復活するとは!
凄すぎますね。ポール・ベタニーの他の作品にも興味がわいてきましたので、今後ぜひ観ようと思ってますよ。

Scritto da: FLUFFY | lunedì, novembre 01, 2004 a 02:02 m.

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