第9地区
DVDで「第9地区」を観た。
製作に「LOTR」のピーター・ジャクソンが
参加していることでも話題になったけど、
公開当時は観に行く事ができなかった。
そうそう、アカデミー賞も受賞してんのね。
これとっても、異質な作品だと思う。
そして、設定は凄い。
なんでこんな事を思いついちゃったんだろうか。
場所を南アにしたのも風刺が効いてると思う。
ただ、思ってたよりもグロくて気持ち悪い。
これ、絶対何か食べながらは観てはいけないと思う。
音で表現するならば、
ビシャッ!
グシャッ!
ベチャッ!
グチョッ!
そんなのの連続。
しかも、昔の角川映画かよ!ってくらい
血飛沫がすごい。
どぴゅーーーーーーーーーん!って感じ。
ヴィカスの片腕が例の状態になっちゃった時は
思わず「うぇええ」って呟いてしまった。
そんな、ヴィカスを演じているシャルト。
あのキンキン声をどこかで聞いたことあるんだけど?
と思ってたら、
先日鑑賞した「特攻野郎Aチーム」のマードック役の人じゃん。
名前じゃ全然気がつかなかったのに、声で気がついちゃったw
そして、彼は実際にヨハネスブルク出身なんだね。
宇宙人は、「エビ」と呼ばれているだけあって、
エビみたいなルックス。
よくある「リトルグリーンマン」みたいなスタイルじゃない。
エビにも見えるし、昆虫にも見えるので、
虫嫌いな私には、正直辛かった。
主人公の行動は、かなり自分勝手。
自分優先。相手の事はおかまいなし。
でも、いざ自分が同じ状況になっても同じかも。
生きるのに必死、キレイごとなんて言ってられない。
そのために誰かが犠牲になっても仕方ない。
人間の本質を見た気がした。
逆にインテリ宇宙人のクリストファーが最高。
あんたこそヒーローだ。
ぎゃあぎゃあうるさい人間ヴィカスよりも、
クリストファーがどうかならないか
心配で心配でたまらなかった。
人間からアホ扱いされているエビ達。
でも、クリストファーはアホじゃない分、行動に重みがある。
そして、息子の「小エビ」が可愛すぎる、いい子なのね。
お父さんに負けず頭も良いし。
これは、たぶん傑作。
でも万人にウケる内容ではないかもしれない。
私は嫌いじゃないけどねー。
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