ニューヨーク、アイラブユー
11人の監督による、オムニバス作品。
Fatih Akin、Yvan Attal
Randall Balsmeyer、Allen Hughes
岩井俊二、Wen Jiang
Shekhar Kapur、Joshua Marston
Mira Nair、Natalie Portman
Brett Ratner
といったメンバー。
やっぱり目を引くのは(日本人として)岩井俊二かなあ。
後は、俳優のイヴァン・アタル、ナタリー・ポートマン。
イヴァン・アタルは、
シャルロット・ゲンズブールの夫って説明した方がいいかも。
この作品と同時期に「バレンタインデー」という似た様な
オムニバス映画があって、そっちは劇場で観たんだけど、
こっちは単館系だったので見逃してた。
監督も多いからか、
出演している俳優もこっちの方が多いかな。
そんな中、どっちにも出演しているのが、
ただいまハマり中の(またかとお思いでしょうが)、
ブラッドリー・クーパー。
ちなみに、「バレンタインデー」の方の彼は、
あっと驚くおまけ付きw
そのブラッドリーですが、冒頭で私の目を驚かせるシーンがあった。
タクシーに乗り込むシーンで、
ブラッドリーの右斜め上から見た顔が、
デル・ピエロにそっくり
道理でハマるわけだ。
ヘイデン・クリステンセン、レイチェル・ビルソン、
アンディ・ガルシアの3人の物語は、
「盗み」がキーワード。
盗み盗まれの攻防をヘイデンとアンディが繰り広げる(笑)
バーでのヘイデンに対するアンディの凄みがイイ。
さすがの貫禄。
このまま「ゴッドファーザーパート4」を
やって欲しいくらい。
でも、結局ヘイデンがこの戦いは勝利したってことなのかな。
その後のシーンでなんとなくそんな感じなのがわかる。
それとも・・・?
若き日のアンディ・ガルシア
最近は、すっかり外見にも「貫禄」が出て来てしまったけど、
やっぱりこの人はカッコいい。
ヘイデンとレイチェルは、「ジャンパー」以来の共演?
レイチェルは、「The OC」のサマーが有名よね。
ナタリー・ポートマンが、
結婚を控えたユダヤ女性(リフカ)を演じる物語は、
ちょっと不思議な感じの作品。
インド人のダイヤ鑑定人(で合ってる?)
の事が好きだったのか?
インド人の方も妄想でナタリーと結婚しとるし・・・。
それにしても、知識不足で申し訳ないんだけど、
ユダヤ教の女性は、結婚すると剃髪すんの?
この作品でもナタリーは、すっきりボウズになってた。
もともと美人なので、坊主にしたって美しいんだけどさ。
「レオン」の頃のナタリー・ポートマン
やっぱり、この役の衝撃は大きかったんじゃないかと。
インド人(Mansuhkhbai)を演じたのは、
イルファーン・カーン
物語全体を通してストーリーテラーのような役割を果たし、
複数の物語の主人公達と関わりを持つのが、
ゾーイというビデオ撮影をしている女性。
彼女を演じているのは、エミリー・オハナ
オーランド・ブルームと、クリスティーナ・リッチの物語は、
岩井俊二の監督作。
iPhoneを片手に、殆どオーランドが、
声だけのカミーユという女性と会話をしていく。
アニメが出て来たりするのは、
日本人をイメージしてんのかな。
ラストが効いてて、
ちょっとキュートなラブストーリーになっている。
あのシーンにあの表情のクリスティーナ・リッチは
ヤバいんじゃない(笑)
岩井俊二は、「Vampire」という作品が今後控えていて、
Rachael Leigh Cookや、Kevin Zegers、
蒼井優なんかが名を連ねている。
イーサン・ホークと、マギーQの物語は、
イーサンが一人でめちゃくちゃしゃべる。
これ、アドリブだろうか?脚本だろうか。
このシーンの彼はあんまり好きではないけれども、
その後に出て来るビデオに向って挨拶するシーンはなんか好き
次は、プロムの前日にフられた少年と、
車いすの娘を持つ薬局主人の物語。
主人リッコリ役に、お久しぶりなジェームズ・カーン。
少年役は「Taken」(テレビドラマ)で子役だった、
アントン・イェルチンが、すっかり大きくなって演じている。
この物語、ちょっと意外性があって面白い。
ラストに「え!」っていうオチあり。
いやあ、私も騙されたよw
作品中で一番大人、かつ官能的なのが、
ブラッドリー・クーパーとドレア・ド・マッテオの物語。
リディアも、同じく隣に居合わせて一晩過ごした男の事ばかりを考えている。
二人とも「あれが最後」と思いつつ、
足が昨晩のバーへ向っている。
そして・・・
この二人の結末は、その後リッコリの店で展開する
小さな物語で、なんとなく想像できるオチになっている。
シャイア・ラブーフ、ジョン・ハート
そして、ジュリー・クリスティーの物語は、
意味がわかる様なわからないような・・・。
これ、「コールド・マウンテン」の
アンソニー・ミンゲラが脚本を書いている。
彼は2008年に亡くなっているので、
この「ニューヨーク、〜」は、
彼に捧げられているとラストにあった。
シャイア・ラブーフは、遠目に彼とわからないくらい、
あのせむし風ホテルマンを熱演。
コミカルな役しか見た事ないけど、案外演技派なのかも。
歌手イザベルを演じていた、ジュリー・クリスティーって、
「ドクトル・ジバゴ」とか、
「天国から来たチャンピオン」に出てた女優さんなのね。
最近だと「トロイ」とか
「ハリポタ@アズガバン」なんかに出てたらしい。
「トロイ」はお母さんか?
彼女の画像を探していたら、
若い時のむちゃくちゃカワイイのがあった。
そして、歳を取ったベルホップ役に、ジョン・ハート。
彼は=シャイア・ラブーフが演じたジェイコブなのか?
その辺がわからないんだよなあ。
ジョン・ハートといえば、昨年観た
「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」
のお姿が印象的。
スー・チーが演じる中国茶店員と、
ウグル・ユセールが演じた画家との物語は、
少し切ない物語。
画家は、自分の行く末を知っていたんだろうか。
驚きなのは、醤油で絵を書いてしまうこと。
そしてそれがアートになってしまう世界。
それにしても、スー・チーって、
本当にウーパールーパー顔だよね。
ほんとにチョイ役なんだけど、
画家のアパートの家主役として、バート・ヤングが出演。
「ロッキー」シリーズのファンの人なら、
「お!」って思う人なんでしょ?
エイドリアンのお兄さん役。
(といっても、私は一度も見てないんだけど)
この作品に出演している、
ナタリー・ポートマンがメガホンを取った作品が、
テヤという少女と、ダンテという黒人男性の物語。
テヤがダンテの事を呼びかけないので、
二人の関係はわからないまま進む。
途中で、ダンテは「子供の世話が上手いわね」と
公園にいた母親に褒められる男のシッターとしてだ。
そこで、ダンテがする複雑な表情がキーポイント。
テヤが母親の元へ戻る時の、
ダンテと母親との会話がなんとなくよそよそしい。
ここが第二のキーポイント。
ラストに、ダンテの本職のシーンがあり、
そこでのテヤの一言で、二人の関係がわかる。
テヤがまっすぐ育ってくれればいいなと、
そう願うような作品。
そんなテヤを愛らしく演じていたのは、
テイラー・ギア
この「ニューヨーク〜」との後に公開された
「マイ・ブラザー」では、
ナタリー・ポートマンと共演している。
最近だと、「インセプション」で
5歳のフィリッパ役で出演してた。
ダンテ役のカルロス・アコスタは、本職もバレエダンサー。
黒人系で初の英国ロイヤル・バレエ団、
プリンシパル・ダンサーとなった人ならしい。
クリス・クーパーと、ロビン・ライトの物語は、
ちょっと粋な会話の裏に再生の意味が込められている内容。
イーサンとマギーQの様に、
外でたまたま出会った男と女の会話かと思ってたら・・・
この演出ニクい。
最近やっと、ショーン・ペンと別れたからか、
名前にも「ペン」が取れてる。
この作品中、一番面白いやり取りだったのは、
イーライ・ウォラックとクロリス・リーチマン老夫婦の物語。
奥さんかなり毒舌で、バッサバッサいっちゃうんだけど、
それでもどこかに愛情を感じる。
イーライ・ウォラック、久しぶりに見た。
すっごい爺さんになってた〜。
「ゴッドファーザー パート3」の時は、まだ若かったのかw
妻ミッツィを演じていたのは、クロリス・リーチマン。
この人も若い時キレイ。
おもしろい声だなあと思ってたら、声優が本職。
懐かしいところでは「親子ねずみの不思議な旅」
有名どころでは英語吹き替え版で
「ポニョ」「ラピュタ」等々。
実は、冒頭のブラッドリーがタクシーに乗り込むシーンで、
同時に乗り込んで言い合いをする相手は、
ジャスティン・バーサ
「ハングオーバー」仲間である(笑)
そのジャスティン、
冒頭に出て来たきり終わり?と思ってたら、
最後に彼女と口論しつつ、粋というか半ばヤケな行動に出る。
彼女の方がデカいなあ・・・
ジャスティンは175センチ?欧米人にしては小さい方かもね。
ところで、出演者を調べてたら、
ノンクレジットで「ER」のコヴァッチュ役、
ゴラン・ヴィシュニックが出てたらしい。
どこに!?全然気がつかなかった。
全体的には、監督が複数いるためか、
まとまりがあるような、無いような雰囲気。
でも、「バレンタインデー」よりも好みな作品。
DVDで鑑賞
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Commenti
・・・・・・・・お、この映画おもしろそう。今度見ようと思って読んでいたら・・・・車椅子写真とたみきさんのコメントで、え? 見てるじゃん
バカ もいっかい見るわ。
このぶらくぱの上の写真はでるぴえろ様ですか?それともぶらくぱ様? そっくり!!!
Scritto da: 白みるく | martedì, settembre 21, 2010 09:28 AM
白みるくさん
上の写真は、デルピエロ本人よ。
説明がないから誤解させちゃったわね
ごめんごめん。
Scritto da: FLUFFY | giovedì, settembre 23, 2010 06:19 PM